鈴木バイオリン製造株式会社（すずきバイオリンせいぞう、）は、ヴァイオリンなどの弦楽器を製造する会社。愛知県名古屋市中川区に所在する。学校教材用の1本6万円から、上級者用の150万円まで、国内シェア（市場占有率）は40%にのぼり、年間1万3000本を製造する。創業者鈴木政吉の三男は、幼児・子供の音楽教育法で有名なスズキ・メソードの創設者の鈴木鎮一。鈴木バイオリン製造と鈴木バイオリン社は戦前はひとつの会社だった。戦後GHQによる財閥解体により分離した。分離後、鈴木バイオリン社は木曽福島に設立されたので、鈴木バイオリン製造と区別するために木曽鈴木と呼ぶことがある（これに対し鈴木バイオリン製造のほうを名古屋鈴木と称すこともある）。鈴木バイオリン社は低価格のヴァイオリンや分数楽器、またベルウッド（＝鈴・木）のブランド名でエレクトリックギターやベースなどを製造していた。一時期は相当な生産量を保っていたが、1987年に倒産し、材料や機械を音楽企業のESPに売り渡している。

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