アール・レスター・"バディ"・カーライル（Earl Lester "Buddy" Carlyle , 1977年12月21日 - ）は、アメリカ合衆国ネブラスカ州オマハ出身の元プロ野球選手（投手）。現在はアトランタ・ブレーブスのコーチ補佐。のMLBドラフト2巡目（全体38位）でシンシナティ・レッズに指名され、7月21日に契約。4月8日にトレードでサンディエゴ・パドレスに移籍し、翌8月29日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビュー。シーズン終盤にメジャー初白星を挙げる。11月3日に阪神タイガースに入団。1年目のは7勝10敗と負け越し、防御率3.87はリーグ14位だった。2年目のは調子を落として二軍暮らしが多くなる。結局、シーズン未勝利に終わり（2敗）、防御率も7.53と大きく悪化し、同年オフに解雇。2002年12月18日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだが、メジャーでの出場はなく、10月15日にFAとなった。同年12月23日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ。はマイナーリーグで12勝5敗・防御率3.19と好投したが、メジャー昇格はならず、FAとなった。11月18日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結んだ。に中継ぎとしてメジャー昇格も果たすが結果が出ず、すぐにマイナー降格。5月4日に放出された。12月15日にフロリダ・マーリンズと契約した。5月18日に放出され、その後韓国プロ野球（KBO）のLGツインズと契約。2006年12月4日にアトランタ・ブレーブスと契約。6月7日に先発として登板し、7年269日ぶりのメジャーでの勝ち星を挙げる。しかしチームの中継ぎの事情により、その日のうちにマイナー降格という憂き目に遭った。また、7月6日のパドレス戦の4回、メジャー史上39回目の「1イニング三者3球三振」を記録。は45試合に登板してまずまずの成績を残すも、は打ち込まれることが多く不本意な成績に終わる。10月9日にFAとなった。2009年11月17日に北海道日本ハムファイターズとの契約に合意した旨が日本ハム球団から発表された。は、開幕一軍、先発ローテーションを任されたが、間もなく二軍落ち。監督、コーチからも捕手のサインに首を横に振ることが多かったことから「ストレート、速球に頼りすぎ」の評価を受けた。結局、7試合に登板（そのうち4試合は先発）し、開幕ローテーション入りも果たしたが1勝も挙げられずに9月30日に退団が決まった。2010年12月2日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ。4月23日にメジャー昇格。7月5日に傘下のAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・ヤンキースに降格し、8月20日に自由契約になった。1月30日にブレーブスとマイナー契約を結んだ。11月3日にFAとなった。2012年12月11日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだ。は、傘下のAAA級バッファロー・バイソンズで開幕を迎えた。11月5日にFAとなった。2月18日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結んだ。開幕後は傘下のAAA級ラスベガス・フィフティワンズで18試合に登板。1勝1敗1セーブ・防御率1.27と好投し、5月31日にメッツとメジャー契約を結んだ。同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦では同点の延長11回裏から3年ぶりのメジャー登板。3回を2安打無失点に抑え、直後の14回表にメッツが勝ち越したため、勝利投手となった。2度目の登板となった6月4日のシカゴ・カブス戦では、1.1回を無失点に抑えたが、6月5日にDFAとなり、6月7日にAAA級ラスベガスへ降格した。7月6日にジョン・ニースが故障で離脱したため、再びメッツとメジャー契約を結んだ。昇格後は3試合に登板したが、7月20日にDFAとなり、7月23日にAAA級ラスベガスへ降格した。7月26日に松坂大輔が故障者リスト入りしたため、メッツと再びメジャー契約を結んだ。この年は27試合に登板し、1勝1敗、防御率1.45だった。オフの10月31日に40人枠を外れ、AAA級ラスベガスへ降格し、11月4日にFAとなった。1月5日にメッツとマイナー契約で再契約した。4月5日にメジャー契約を結び昇格したが、5月14日に背中の痙攣で15日間の故障者入りし、7月7日に60日間の故障者リストに移行した。同年は11試合に投げたが、防御率5.63と今一つだった。しかし1勝を挙げたほか、メジャー初セーブもマークした。11月10日にFAとなった。はメッツと再びマイナー契約したが、スプリングトレーニング終盤に解雇された。2016年5月10日に古巣アトランタ・ブレーブスのコーチ補佐に就任したことが発表され、同時に現役引退を表明した。最速96mph（約154km/h）、平均90mph（約145km/h）のフォーシームとシンカーを主体に、カーブ、スライダー、チェンジアップを投げる。また、2011年まではカットボールも持ち球としていた。全投球の80％以上がフォーシームとシンカーの2球種で占められており、変化球はスライダーが大半を占める。カーブ、チェンジアップは合わせて全体の5％未満でしかない。もともとは制球力に問題があったが、阪神を退団後に制球力が向上し、北海道日本ハムを退団後からさらに磨きがかかった。メッツ以降では与四球率1.38をマークしており、制球力を武器とした。2009年5月に1型糖尿病を発症したことを明らかにしている。2010年春季キャンプ中、本人の希望で阪神のキャンプ地・宜野座を訪問し、同じく1型糖尿病を発症している岩田稔との対談を行った。

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