京都市営バス西賀茂営業所(きょうとしえいバスにしがもえいぎょうしょ)は、京都市北区西賀茂山ノ森町にあり、北区、左京区と市内中心部を結ぶ路線を担当している京都市営バスの営業所である。操車業務は、上賀茂神社操車場(最寄停留所は上賀茂神社前)、衣笠操車場(最寄停留所は立命館大学前)でも行なう。本項目では、前身となった上堀川営業所についても記載する。1号系統は、西賀茂車庫を起点とし、佛教大学、北大路通、下鴨神社を経由して出町柳駅に達する、全長約8kmの路線である。路線名は紫野線である。西賀茂地区から地下鉄烏丸線(北大路駅)や京阪鴨東線(出町柳駅)への連絡路線としての性格が強い。かつては三条京阪前まで運行され、出町柳駅行は特1号系統として運行されていた。4号系統は、北区上賀茂地区から、下鴨本通、河原町通を経由し、京都駅に向かう、全長約11kmの路線である。路線名は下鴨線である。操車は、上賀茂操車場にて行っている。現在では17号系統同様河原町今出川以南での205号系統の補完的役割も担っている。沿線には、下鴨神社や上賀茂神社などの観光施設、及び京都府立文化芸術会館や京都コンサートホールなどの文化施設が所在するが、どちらかというと地元客の利用が主体である。また、京都府立医科大学、京都工芸繊維大学、ノートルダム女子大学などの大学も存在するが、後者2つの大学の学生は地下鉄烏丸線の利用がほとんどなので、本系統の利用はごくわずかである。当系統と接続する鉄道は、地下鉄烏丸線(京都駅・北山駅・松ヶ崎駅)、地下鉄東西線(京都市役所前駅)、京阪鴨東線・叡山電鉄(出町柳駅)、阪急京都線(河原町駅)、近鉄京都線・JR在来各線・東海道新幹線(京都駅)である。2001年3月より京都バスに委託されていたが、2014年3月より再度直営化された。本系統は、昔から京都駅や市内中心部と左京区下鴨地区、北区上賀茂地区を結ぶ役割を担っていた。同様の系統としては、14号系統があり、こちらは当系統は、昔から京都駅や市内中心部と左京区下鴨地区、松ヶ崎地区を結ぶ役割を担っていた。4号系統と14号系統は、京都駅前 - 北園町間で共通の経路を通り、ダイヤも調整していた。また、本系統の類似系統として、上賀茂神社 - 野々神町 - 祇園の54号系統も存在していた。54号系統は西賀茂営業所による運行だった。左京区総合庁舎経由の便と神殿町経由の便、それぞれを30分間隔で運行している。北園町以南では併せて15分間隔で運行。9号系統は、西賀茂車庫から北区大宮地区、堀川通を経由して、京都駅までを結んでいる、全長約10kmの路線である。路線名は堀川線である。これらの地区から京都駅に行く場合、1号系統、37号系統などを利用して北大路バスターミナルで地下鉄烏丸線に乗り継いで行くより運賃が安く、乗り換えも不要である。そのため、四条通界隈の繁華街を通らないにもかかわらず、利用者数、本数とも非常に多い。12号系統、50号系統とともに堀川通の主幹路線である。当系統は、その路線の大部分を、堀川通を上賀茂御薗橋から塩小路通までひたすら南北に走る部分が占めている。鉄道との接続箇所は少なく、京都駅以外では地下鉄東西線(二条城前駅)と接続する堀川御池でのみである。四条堀川では阪急京都本線(大宮駅)と京福嵐山線(四条大宮駅)に接続しているが、若干離れており直接の乗り継ぎ停留所とは言いがたい(乗り換え案内の放送はされていない)。当系統は生活路線としての役割が主体であるが、沿線には西本願寺、二条城、晴明神社、西陣織会館、上賀茂神社などの観光施設や、SCREENホールディングス本社(最寄停留所:堀川鞍馬口)も存在する。平日・土曜日・休日とも、昼間は10分間隔で運行している。また、最終バスも他系統に比べて比較的遅い。過去には、平日朝のみ快速9号系統として快速バスが運行されていた。西賀茂車庫前 - 北大路堀川間は各停留所で停車し、北大路堀川 - 京都駅前間は主要停留所(堀川寺ノ内、堀川今出川、堀川中立売、堀川丸太町、堀川御池、四条堀川、堀川五条、七条堀川)のみ停車していたが、2011年3月改正で9号系統に統合された。当系統は、西賀茂営業所が誕生した1970年以降、現在の西賀茂車庫前 - 京都駅前で運行としており、京都駅付近を除き経路変更は行なわれていない。12号系統は、祇園、三条京阪、四条河原町、四条烏丸といった市内中心部から堀川通、北大路通を経由して、金閣寺、立命館大学を結んでいる。路線名は堀川・四条線である。操車は、衣笠操車場にて行っている。均一区間系統の中では、同じ堀川通の主力路線である9号系統、50号系統と共に運行頻度が高い。当系統と接続する高速鉄道は、地下鉄東西線(二条城前駅・三条京阪駅・東山駅)、地下鉄烏丸線(四条駅)、阪急京都線(烏丸駅)、京阪本線(三条駅・祇園四条駅)である。JR西日本および近鉄とは接続していない。当系統は、金閣寺、大徳寺、西陣織会館(最寄停留所:堀川今出川)、二条城、八坂神社(最寄停留所:祇園)、知恩院など、観光施設が多い。前述のとおり、繁華街である四条通界隈を通っているため、安定した観光需要がある。2001年3月より梅津営業所で京阪バスに委託されていたが、2014年3月より西賀茂営業所へ移管のうえ再度直営化された。当系統は、長期にわたって三条京阪から堀川通を経由して金閣寺を結ぶ路線である。祇園、三条京阪付近の経路は頻繁に変わっている。15号系統は、三条京阪から御池通、西ノ京円町を経由して、北区西部衣笠地区にある立命館大学を結ぶ路線である。路線名は御池線である。操車は、衣笠操車場にて行っている。御池通を比較的長距離走行し、地下鉄東西線と三条京阪駅-二条駅間で競合している。そのため、1997年10月の地下鉄東西線開通時に、運転本数がほぼ半減された。なお、三条京阪前 - 立命館大学前間には他に12号系統、59号系統も運転されているが、ダイヤ上の所要時間は15号系統が最も短い。当系統は、長期にわたって三条京阪から御池通を経由して衣笠地区を結ぶ路線である。近年、三条京阪付近の経路が一部変更となっている。地下鉄東西線開通以前は12号系統と同じ運用体制(三条京阪行き12号系統を運行後、立命館大学前行き15号系統を運行、またはその逆)を組んでいた。つまり、地下鉄東西線開通以前は12号系統と同水準の運行頻度を確保していた。運行営業所は、1981年5月までは梅津営業所、1981年5月-2007年3月は西賀茂営業所、2007年3月-2014年3月は九条営業所(京阪バス委託)である。平日・土休日問わず、昼間は30分間隔で運行している。また、当系統では1994年以降、リフト付きバスも運行されていたが、2011年3月以降はリフト付きバスは運用されなくなった。これは、当営業所の京阪バス委託で運用されるリフト付きバスが梅津営業所に転属したからである。37号系統は、北区大宮地区から、堀川通、北大路バスターミナル、加茂街道、河原町通を経由して四条河原町や三条京阪といった市内中心部を結ぶ、全長約10kmの路線である。路線名は加茂川線である。現在のこの路線は、旧37号系統および北2号系統と別の路線だったものを、1997年10月に統合したものである。1号系統が出町柳駅前までになったために西賀茂車庫前 - 三条京阪前(四条河原町)を結ぶ唯一の路線となった。なお、河原町今出川(出町柳駅前)- 北大路バスターミナル - 西賀茂車庫前は1号系統よりも運行距離も短く、所要時間も短い。当系統と接続する高速鉄道は、地下鉄烏丸線(北大路駅)、地下鉄東西線(京都市役所前駅)、阪急京都線(河原町駅)、京阪本線・鴨東線 (祇園四条駅・三条駅・出町柳駅)である。JR西日本とは接続していない。本系統と統合され廃止となった北2号系統の前身である2号系統は、京都駅と西賀茂車庫を烏丸通経由で結ぶ路線であった。なお、同じく西賀茂車庫前 - 京都駅前間を運行していた9号系統とは、共通の運用となっていた。1981年に北2号系統となった当初は高頻度の運行であったが、大宮地区および堀川通沿いの利用者は、京都駅方面へは地下鉄の乗り換えが必要ない9号系統を利用する傾向があったため、北2号系統はダイヤ改正ごとに本数を減らしていた。そして結局、1997年10月に37号系統に統合される形で廃止となった。廃止時は西賀茂営業所が運行していたが、1981年5月 - 1986年3月は烏丸営業所による運行であった。37号系統は、1970年以降変わらず西賀茂営業所が運行している。平日・土曜日・休日とも、昼間は15分間隔で運行している。また、最終バスも比較的遅く、市電代替路線や西ブロック系統を除けば、23時以降も営業運転しているのは、37号系統以外では北1号系統、1号系統、5号系統、9号系統、17号系統、46号系統と循環系統(200番台)のみである。なお最終バスが遅いのは、北2号系統時代からである。46号系統は、上賀茂神社から北区大宮地区、千本通を経由して、四条烏丸、四条河原町といった市内中心部、平安神宮を結んでいる、全長約12kmの路線である。路線名は千本・四条線である。岡崎公園美術館・平安神宮前行きは「平安神宮」の行先表示で運転されるが、2012年3月14日のダイヤ改正まで、「平安神宮前」という名称の停留所はなく、京都会館美術館前(現:岡崎公園ロームシアター京都・みやこめっせ前、岡崎公園美術館・平安神宮前)停留所が平安神宮の最寄りであった。同日のダイヤ改正で、当停留所のうち二条通沿いのものが「京都会館美術館・平安神宮前」と改称され、さらに2014年3月22日のダイヤ改正で「岡崎公園ロームシアター京都・みやこめっせ前」と再改称された。京都国立近代美術館と京都市美術館の前に残っていた京都会館美術館前停留所も、同日「岡崎公園美術館・平安神宮前」に改称された。当系統と接続する高速鉄道は、地下鉄烏丸線(四条駅)、地下鉄東西線(二条駅・東山駅)、阪急京都線(大宮駅・烏丸駅・河原町駅)、京阪本線(祇園四条駅)、嵐電(四条大宮駅)、JR嵯峨野線(二条駅)である。また沿線には佛教大学があるため、学生の利用も多い。本系統は、新設当初より祇園・四条通界隈から千本通を経由して上賀茂神社を結んでいた。上賀茂神社から祇園の経路は当初のままだが、東山三条付近の経路が度々変更されている。なお、1972年以降、西賀茂営業所が運行している。昼間は平日・土曜日・休日とも12分間隔で運行している。均一区間系統の中では比較的運行頻度が高い。また、最終バスも比較的遅く、市電代替路線や西ブロック系統を除けば23時以降も営業運転しているのは、46号系統以外では北1号系統、1号系統、5号系統、9号系統、17号系統、37号系統のみである。休日は東山通の観光渋滞に巻き込まれることと、比較的長距離路線であることから、遅延が多い。また四条通・千本通を大回りするため所要時間はかなり長めである。51号系統は、立命館大学前から今出川通、烏丸通を経由して、三条京阪前とを結ぶ路線である。衣笠操車場にて操車を行っている。地下鉄烏丸線とは、今出川駅 - 烏丸御池駅間で競合しているため、本数は比較的少ない。また、四条烏丸以北で2駅間以上烏丸線と競合するのは、51号系統と65号系統のみである。運行営業所は、1981年5月-1986年3月が烏丸営業所、1986年3月-2006年3月が西賀茂営業所、2006年3月-2007年3月が梅津営業所、2007年3月-2014年3月は九条営業所(京阪バス委託)である。平日・土曜日・休日問わず、昼間は60分毎に運行している。往路の最終便およびその1本前は、四条河原町までで、四条河原町より46号系統となる。当系統は、千本通、今出川通を経由して、立命館大学を結ぶ路線である。路線名は四条・衣笠線である。衣笠操車場にて操車を行っている。全線にわたって並行する路線が多いため、55号系統としての独自の役割は、阪急京都線大宮駅と立命館大学との通学輸送である。55号系統は、1981年5月 - 1986年3月は梅津営業所、1986年3月 - 1986年10月は烏丸営業所、1999年3月 - 2007年3月は西賀茂営業所、2007年3月-2014年3月は九条営業所(京阪バス委託)による運行であった。平日の昼間は30分毎、土曜日・休日は40分毎に運行している。67号系統は、上賀茂神社から堀川通、四条通を経由して、右京区西院・梅津地区を結ぶ路線である。路線名は、上賀茂線である。操車は、上賀茂操車場にて行っている。京都市の北区の郊外と右京区の郊外を、京都駅・四条烏丸・四条河原町といった中心部の主要ターミナルを経由せずに結んでいる。このような路線は、かつては61号系統、76号系統、92号系統があったが、いずれも廃止されている。67号系統は廃止されずに平日朝夕ラッシュ時のみ運行の路線として残っているが、これは、沿線に日新電機本社や三菱自動車工業京都工場(最寄停留所:南広町)があり、これらの通勤需要がまとまって存在するためである。停留所位置の都合上、四条堀川停留所は復路のみの停車となる。平日の朝に3往復、夕方に2往復の運行のみで、土休日は全面運休となる。2001年3月以降、従来の毎日・終日運行から、平日・土曜の朝夕ラッシュ時のみの運行となり、2012年3月改正より土曜日の運行がなくなった。6号系統は西賀茂営業所が、6甲号系統は烏丸営業所の担当である。1981年5月以降、原則的にシャーシは日野自動車製に統一してきたが、M1号系統専用のマイクロバス(現在は廃車)はいすゞ自動車製であった。現在は、一般競争入札の実施により国内4メーカーの車両が新製配置されている。2016年現在、西賀茂営業所には以下の低公害バスが所属している。京都市営バス上堀川営業所(きょうとしえいバスかみほりかわえいぎょうしょ)は、京都市北区紫竹にあった京都市営バスの営業所である。1970年12月の西賀茂営業所開設に伴い併合廃止された。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。