佐世保独楽(させぼごま)は独楽の一種で、長崎県佐世保市の郷土玩具である。子供たちの遊びの形態の変化から、現在は土産物や正月の縁起物としての性格が強い。佐世保独楽は木製(ブナ科マテバシイ)の独楽で、形はラッキョウ、ドングリに似ている。上部には独特の模様が描かれている。その色には青(または緑)、赤、黄、白(または生地の木目色)、黒の5色が使われ、中国の陰陽五行説が関連しているといわれている。独楽の先端には、剣(けん)と呼ばれる鋭い鉄製の金具(独楽の軸になる)が打ち込まれている。胴体に巻き付けて回転させる投げゴマである。胴体の底面の逆円錐の部分に下からひもを巻き付け、ひもの片方を持って胴体を投げ出して、ひもを引くことで回転をつける。独楽を回すときには下記の掛け声が用いられる。第3部分までは漢字表記すると「息長勝間勝競べ」となり、「どれくらい長く独楽を回せるか勝負しよう」という意味である。最後の部分の「こうさんのせい」は、地域コミュニティーによっては、別の語句に変わることもある。鋭い剣が打ち込まれているので、外で遊ぶ玩具である。単に回すだけでなく、いかに長く回すかを競う。別名「喧嘩ゴマ」ともよばれており、相手の独楽を傷つけ、割ることも醍醐味のひとつである。遊び方は地区ごとに異なることが多い。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。