レイルリンク ("Rail Link") は、イギリスに生まれ、フランスで調教を受けた競走馬。2006年の第85回凱旋門賞などに優勝した。2006年4月にデビュー。初戦は内ラチにぶつかってしまい競走を中止している。2戦目の2着を経て、3戦目に初勝利。続いてリス賞で重賞初制覇。さらに初めてG1レースに出走したパリ大賞典で勝利し、話題の一頭となる。秋になるとまず凱旋門賞の前哨戦ニエル賞に勝って凱旋門賞の有力馬となったが、同じ厩舎のハリケーンランやシロッコ、日本から参戦したディープインパクトの下馬評が高く、多くのブックメーカーはレイルリンクをこの3頭に次ぐ存在としており、ロンシャン競馬場内の単勝オッズも25倍で4番人気だった。凱旋門賞には、2戦目から騎乗していたクリストフ・スミヨンがシロッコに騎乗したため、ステファン・パスキエ騎乗で出走した。道中はディープインパクトをマークするように追走し、最後の直線では先に抜け出したディープインパクトを交わし、さらに最後方から追い込んできたプライドを破り優勝。5連勝で凱旋門賞を制覇した。2007年春は骨折のために休養した。さらに腱を痛めて、フォワ賞で復帰予定を回避し当年はレースに出走しないという事が当初発表されたが、このまま引退することが決定、2008年から種牡馬となった。2008年よりバンステッドマナースタッドで種牡馬入り。初年度の種付料は12500ポンド。2011年に初年度産駒がデビュー。活躍馬は少なく、種付料は漸減。2015年からはフランスのナショナル・ド・セルシー・ラ・トゥール牧場に移動。種付料は2800ユーロに下落した。父ダンシリ (Dansili) はデインヒルの直仔。現役時代に14戦5勝し、プール・デッセ・デ・プーラン2着などマイル路線で活躍した（詳細は同馬の項目参照）。母ドックランズ (Docklands) はシアトリカル産駒。半兄のチェルシーマナー (Chelsea Manor) はフランスのG3を勝っている。半姉のテキスタイルは、新冠町の川上牧場で繁殖牝馬として繋養されている。曾祖母のGolden Alibiは名牝ダリアの半妹にあたる。

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