岩倉 具定（いわくら ともさだ、嘉永4年12月27日（1852年1月18日） - 明治43年（1910年）4月1日）は、日本の政治家。第4代宮内大臣、貴族院議員。岩倉具視の第三子（次男）として山城国（現在の京都府京都市）に生まれる。慶応4年（1868年）の戊辰戦争勃発後は、東山道先鋒軍（総督は具定、参謀は板垣退助）など各地を転戦。明治3年（1870年）、アメリカに留学し、帰国後は政府に出仕。明治15年（1882年）、伊藤博文の憲法調査に随行して欧州に渡る。明治17年（1884年）に岩倉家の家督を継ぎ、公爵。帝室制度取調委員、貴族院議員、学習院院長を歴任。明治33年（1900年）に枢密顧問官、明治42年（1909年）に宮内大臣となる。明治43年（1910年）4月1日、死去。具定には六男五女がいる。岩倉具張は長男。長女・周子は東伏見宮依仁親王、次女・豊子は侯爵西郷従徳、四女・花子は武井守成、五女・季子は島津忠弘に嫁いだ。具定の五男・岩倉具顕の子息・岩倉具憲はパシフィックホテル社長。具憲の姉・小桜葉子（本名：岩倉具子）は女優で、俳優の上原謙と結婚。その長男（具定の曽孫）は歌手・俳優の加山雄三。加山の次男で俳優の山下徹大は玄孫。具憲の娘・岩倉瑞江は婦人服ブランド「スポーティフ」を経営している。

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