大阪中央郵便局(おおさかちゅうおうゆうびんきょく 英称:OSAKA CENTRAL POST OFFICE)は、大阪府大阪市北区にある郵便局。民営化前の分類では集配普通郵便局であった。住所:〒530-0001 大阪市北区梅田1丁目3番1号 大阪駅前第1ビル地下1階前身である「大阪郵便役所」は1871年(明治4年)の郵便制度開始と同時に国内3ヶ所に設けられた郵便役所のひとつである。過去の併設施設分室はなし。以下は過去に存在した分室である。当時の逓信省営繕課の吉田鉄郎による設計で、施工は清水組(現・清水建設)、1939年(昭和14年)竣工。西洋近代建築を脱却した現代建築であるとして、また、逓信建築の代表作品のひとつとして、高い評価を得ている。荘厳なグレーのタイルの外壁、シャープな輪郭、階が高くなるにつれて窓が少なく、階高が低くなる割付けにも独自のモダンな美意識が表されている。来日したドイツの建築家ブルーノ・タウトが、「伊勢神宮、桂離宮にも通じる合理性・機能性と美しさが融合した、モダニズムの傑作」と、この建物を高く評価した。2003年には、DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築にも選ばれている。老朽化・土地の有効利用という観点から、民営化に際して高層ビルに建て直し、隣接するJR西日本所有のアクティ西ビルと大弘ビルを併せた3施設(約1.3ha)を一体的に開発する計画をしている。JR西日本は手狭な所有地の活用を以前から模索しており、中央郵便局と一体的に開発することにより双方の資産有効活用に繋がるとの意見が合致したためである。具体的には、地上40階、地下3階、高さ187mの新ビルを2009年(平成21年)に着工、2012年に竣工する計画であると、2008年(平成20年)12月5日に発表された。高層階は1フロア900坪ほどのオフィスビル、中層階には座席数1700席の劇場、低層階には郵便局や商業施設を設ける予定。 劇場はオリエンタルランドに賃貸し、運営を任せることで合意されている。なお、貴重な近代建築として保存を求める声が強くあり、日本建築学会が、生田正治日本郵政公社総裁(当時)と麻生太郎総務大臣(当時)、關淳一大阪市長(当時)、西川善文日本郵政社長宛てに3度にわたって「保存要望書」を提出している。これを受けて郵政公社は、局舎の一部を新しいビル内の吹き抜けスペースに移築し保存することとした。2009年(平成21年)3月10日、日本郵政は、保存を求める声があがっている当郵便局の建て替え工事の着工を当面、見送る方針を鳩山邦夫総務大臣(当時)に伝えたということが発表された。日本郵政は、今後、文化庁などと計画見直しについて協議する。しかし、2009(平成21年)6月12日、保存に積極的だった鳩山が総務大臣を辞任したことにより、今後の状況は不明な状況となった。2012年(平成24年)3月から旧局舎の取り壊しを開始。6月18日、建築史家・松隈洋や博物館明治村館長・鈴木博之ら建築や建築史の専門家グループが、旧局舎は歴史的に重要な建造物であるとして、文化庁などに対し、重要文化財に指定するよう求め、大阪地裁に義務付け訴訟を起こした。その後、同年12月に取り壊しが完了し、正面玄関部分を残した上(建設予定のビルに組み込み予定)で、当面(3年間)はイベント広場(西梅田スクエア)とすることになった。またこのイベント広場の奥側に暫定施設としての郵便局が開設(旧局舎の位置に復帰)することになり、2013年(平成25年)5月から運用を開始したが、郵便局店舗とゆうちょ銀行店舗は2016年7月18日までの営業となり、翌日からは、かつての仮店舗(今回はB1Fに設置)に出戻りとなる(ゆうゆう窓口である大阪北局大阪駅前分室は、これに合わせて廃室されるため、今回の仮店舗にはゆうゆう窓口は設置されない)。2019年(平成31年)頃 大阪中央郵便局跡地の高層化計画(仮称・JPタワー大阪)竣工の予定。
出典:wikipedia
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