ライアン・ウォレス・ジマーマン(Ryan Wallace Zimmerman, 1984年9月28日 - )は、アメリカのプロ野球選手(内野手)。ノースカロライナ州ワシントン出身。メジャーリーグのワシントン・ナショナルズ所属。愛称はMagnum Z.I.。ジョーダン・ジマーマンとは血縁関係はなく綴りも異なる。15歳の時にバージニア州のタイドウォーター地区の選抜チームに選ばれた。そのころのジマーマンは長打力がなく、小柄で遊撃手だった。当時、二塁手にB・J・アップトン、三塁手にデビッド・ライトがこの選抜チームに所属していた。バージニア大学在学時から三塁手として活躍。に当時ワシントンD.C.に移転したばかりのナショナルズからドラフト1巡目(全米4位)指名を受け入団。契約金は球団史上最高額となる297万5,000ドル。A級で4試合に出場し、AA級で63試合に出場。両マイナーチームで打率.336・11本塁打・38打点の成績を残し、9月1日にメジャーデビューを果たした。20試合の出場ながら.397という高い打率を残した。シーズン終了後の11月に球団は正三塁手のビニー・カスティーヤをサンディエゴ・パドレスへ放出。同月にベースボール・アメリカによるの有望株ランキングで球団トップの評価を受けた。はブラッド・ウィルカーソン(2002年)の新人選手としての球団記録に並ぶ20本塁打を放ち、チームトップとなる110打点をマークし、ナショナルズの三塁はしばらく安泰と言われる成績を残した。ナリーグで新人選手が1954年以降で100打点を上回るのはマイク・ピアッツァ、アルバート・プホルスに次ぐ史上3人目、47二塁打は新人選手としては歴代2位タイとなった。また、サヨナラ安打を3本を放ち、9月2日のアリゾナ・ダイヤモンドバックスとのダブルヘッダー初戦で延長11回にサヨナラ四球を記録している。守備では守備率が.965でスコット・ローレン、アラミス・ラミレスと共に三塁手としてリーグ1位タイとなった。走塁面でも11盗塁を記録。新人王の投票ではフロリダ・マーリンズのハンリー・ラミレスとの新人王争いはわずか4点差の2位に終わり、新人王は獲り逃した。、前半戦は右投手から苦手のスライダーと多投され苦しんだが、後半に克服した。全162試合に出場し、2年連続20本塁打以上となる24本塁打を記録。守備面では失策こそ23個と多かったものの、三塁手として1位となる守備機会511回を記録(同年のゴールドグラブ賞受賞者の2人、デビッド・ライトは324守備機会で24失策、エイドリアン・ベルトレは426守備機会で18失策)。は、ナショナルズの新本拠地ナショナルズ・パークでの開幕戦となった3月30日の対アトランタ・ブレーブス戦でサヨナラ本塁打を放った。5月18日のオリオールズ戦で二塁へヘッドスライディングした際に左肩を痛め、その後も出場し続けていたが、5月26日から欠場。連続試合出場が205で途切れ、6月3日に故障者リスト入り。7月22日にメジャー復帰してからは打率.306を記録。シーズン終了後、年俸調停権を得たジマーマンは、の年俸として390万ドルを要求し、これに対して球団側は275万ドルを提示。調停を避け、2009年2月20日に1年332万5000ドルで合意したが、2009年開幕後の4月20日に2009年から球団史上最高額の5年総額4500万ドルで契約延長した。は開幕3試合目の4月8日から5月12日にかけて30試合連続安打を記録。球団史上、ブラディミール・ゲレーロの31試合 () に次ぐ歴代2位。オールスター初選出を果たし、シーズン終了後にはシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞を初めて受賞した。9月2日のセントルイス・カージナルス戦、通算200本塁打を達成した (同じ日にエバン・ロンゴリアも同じ記録を達成) 。この年は三塁手にユネル・エスコバー、アンソニー・レンドン、ダニー・エスピノーサが起用されたため、三塁手としての出場はなく、主に一塁手として出場した。この年は95試合の出場に留まり、打率がメジャーデビュー以来ワーストとなる.249まで落ち込んだが、アーチと打点はハイペースで生産し、16本塁打・73打点という成績を叩き出した。ファーストの守備は、93試合で守りの機会を得て4失策・守備率.995・DRS - 1という成績を記録した。新人時代から三塁守備の評価が高く、メジャーリーグの中でもトップクラスだとされた。その好守から「ブルックス・ロビンソンの再来」と言われることもあり、たびたび果敢にダイビングキャッチを試みる。2009年にはゴールドグラブ賞を初受賞した。しかし2011年以降は股関節の故障や送球イップスのため守備力が下落し、2015年には一塁手に転向。2014年には左翼手にも就いた。地元記者は、「将来は首位打者、打点王を獲れるだけではない。監督がグリーンライトさえ出せば、30-30も狙える。完璧な選手」と高く評価している。率先して練習に励み、人格もしっかりしているため天性のリーダーと評価されている。
出典:wikipedia
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