『7 〜モールモースの騎兵隊〜』(セブン モールモースのきへいたい)は、2000年12月21日にナムコ(後のバンダイナムコゲームス)から発売されたPlayStation 2用コンピュータRPG。独特の戦闘システム(ローテーションバトルシステム)を採用した作品。2003年には同じシステムを採用したヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜が同社から発売されている。「モールモースの騎兵隊」をクリアすると「アルメセラ年代記」が遊べるようになる。どちらもシステムは共通しているが、ストーリーがメインとなっている「モールモースの騎兵隊」編とは違い、「アルメセラ年代記」編は“1000年間”戦い続ける事をメインとしているため、難易度が高くなっている。ナレーションはPIZZICATO FIVEのボーカル野宮真貴が担当。携帯アプリでは2009年12月1日よりiアプリで『7 -アルメセラ年代記-』として配信されているが、ストーリーモードに値する「モールモースの騎兵隊」編は収録されていないため、ヘルプや模擬戦が別途用意されている。また、「アルメセラ年代記」をアレンジしたスマートフォン専用アプリ『7 セブン サウザンドウォーズ』が2011年10月21日より配信されている。「セブン」を特徴づける戦闘システム。部隊を構成するメンバーから選んだ7人を、「前列」「中列」「後列」の3列12マスの陣形に編成する。バトル中は、プレイヤーは部隊の指揮官として毎ターン後のローテーション(隊列の回転)の有無のみを指示、攻撃や回復といった行動は隊員それぞれの能力とその時にいる列によって自動で行われる。ローテーションは1ターンに1度で、ローテーションを実行すると前列は後列へ回り、中列・後列の者は1列ずつ前進する。敵への攻撃と味方の回復を重ねながら、敵の殲滅を目指す。敵の情報は戦闘前にあらかじめ知ることができるが、特に「モールモースの騎兵隊」編では味方が1人でもHPが0になるとその場で敗北、ダンジョンをやり直さなければならないなどペナルティは大きく、陣形の編成と作戦の組み立ては実際の戦闘以上に重要である。敵の中には、騎兵隊がローテーションをするとHPが回復する、など行動を変化させる者も存在するため、ローテーションを行わずに攻撃力の高いメンバーを前線に踏みとどまらせ続けたり、逆に頻繁なローテーションで多彩な行動を繰り出したり、といった敵に合わせた作戦の組み立てが必要となる。同じ系統の職種に男女の違いが設定されているものもあり、細かな能力に違いがある。ゲームで初めからプレイできるモード。主人公は王国騎士団に入りたての見習い騎士。騎士団の演習のために西の辺境の村・モールモースへと立ち寄った。元々平和な村であるモールモースだが、そこで魔物が出るとの噂を耳にする。村の住人で、戦士の血を引く少年・バルディバル・ボアル(通称・バル)ら村の戦士たちの嘆願に対して、特権階級気取りの騎士団はその重い腰を上げようとせず、かわりに見習い騎士の主人公をよこす。主人公がバルと一緒に、魔物が出没するという森へ偵察へ向かうと、森の中で魔物に襲われ倒れていた神官の少女・フィルリア・フェルルイン(通称・フィル)と運命的な出会いを果たす。自分たちの村は自分たちで守る、と決意した戦士たちは自ら「モールモースの騎兵隊」を結成、見事魔物を討伐する。そしてフィルの旅の目的である、7つ集めると世界から魔物を一掃できるという「魔法の石」を探す旅を始めることになる。舞台となるアルメセラ王国では、職種ごとに地域的な住み分けがされており、異職種の交流がほとんど存在せず、お互いに対する理解はほとんどなかった。騎兵隊は旅を続けるうちにさまざまな職種間の対立に出くわし、その問題を解決しながら、異なる職種で能力を補い合う戦闘方法(ローテーションバトルシステム)を重ねていく。「モールモースの騎兵隊」は王国の歴史の中で初めて「異なる職種を組み合わせて戦う」という戦闘を行った部隊であり、これが千年後のアルメセラ年代記の時代まで受け継がれることとなる。モールモースの騎兵隊をクリアすると遊べるようになるモード。前編「モールモースの騎兵隊」から千年後の世界、予言のとおり王国の各地に魔物が現れる。モールモースの騎兵隊の初代隊長の遠い子孫である主人公が、形骸化してしまった騎兵隊に代わって新たな騎兵隊を結成し、1000年間魔物を退治する。舞台は本編の1000年後となっている。冒険のマップとなるアクラリンドは中央に王都ヴィム(ヴィムの都)、その東西南北に村がある。村には魔物が発生し、数年間居座る。数年間居座るとその村を破壊して、別の村に移り、再び数年居座って破壊する。村が破壊されると国王から騎兵隊の評価が下げられ、評価が下がりすぎると解散を命じられゲームオーバーになる。騎兵隊はマップ上を移動してヴィムの都から村まで行き、魔物と戦闘して倒し、ヴィムの都に戻ってくるという行為(ゲーム内では“遠征”と呼ばれる)を繰り返す。そしてゲームオーバーにならずに1000年経過するとクリアとなる。クリアまで非常に時間がかかり、また同じこと繰り返すためいわゆるやりこみの要素が強い。マップ上を歩くと日数が経過し、360日経過すると祝福の日を迎える。祝福の日を迎えると騎兵隊のメンバーは一歳年をとり、ステータスが変動する。騎兵隊のメンバーは10代(15-16歳)から40代初頭まで現役で参加することができ、最後には引退する。年を経るに連れて次々とメンバーが引退するため、メンバーを入隊させて(補充して)騎兵隊を維持する。年齢は大きく成長期、全盛期、衰退期の三つの期間に分けられる。成長期は祝福の日を迎えるごとにステータスが大きく上昇する時期で、おおよそ10代-20代に当たる。全盛期は祝福の日を迎えた時のステータス上昇が緩やかな時期でおおよそ20代-30代前半に当たる。衰退期は祝福の日を迎えるごとにステータスが低下する時期でおおよそ30代に当たる。衰退期に入りステータスが下がると戦闘に適さなくなるので引退させることになる。成長期が長かったり全盛期が短かったり、キャラクターによって差があり、成長期が長ければステータスが高くなりやすく、また全盛期が長いと長い間騎兵隊に留まれるため、ステータスの変動はメンバーの良否の要素に数えられる。騎兵隊に新しくキャラクターを加えることを入隊という。入隊には世襲、募集、斡旋の三つの形式がある。2011年10月21日に配信開始されたスマートフォン用アプリ。アドウェイズとの共同開発。サービス開始時はiPhone専用のアプリであったが、後にAndroidにも対応。iPhone版で実装されている機能や仕様がAndroid版では未実装であるなど、iPhone版とAndroid版でゲームの実装内容が一部異なる。「アルメセラ年代記」をベースとしたソーシャルゲームで、キャラクターが老化していくセブン本編のシステムに近い“シーズンI”のサービスを開始した後、キャラクターが老化せず金・銀・銅・ルビー・鬼火など、キャラクターによってレアリティが付け加えられた“シーズンII”の配信も開始。暫くはメニューの切り替えでどちらも遊べる仕様となっていたが、2013年にシーズンIのサービスが終了し、以降はシーズンIIのみの配信となった(後述の説明は「シーズンII」の内容)。「シーズンII」は各種クエスト、同盟軍や闘技場などプレイヤーやギルド同士の共闘や対戦、技の伝授や女神の祝福でキャラクターを強化するなどの要素が追加されている。基本無料のゲームだが、特殊なアイテムや拡張機能などはセプンポイントを使用するアイテム課金制となっている。キャラクターのレアリティは「銅 < 銀 < 金 < ルビー < 鬼火」の順で高く設定されており、銅キャラクターにはゲーム本編で使用されていた基本職業のキャラクター絵、金キャラクターはオリジナルキャラクターのほか『ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜』の基本職業のキャラクター絵が使用されている。また、ルビー以上のレアリティを持つキャラクターの中には『モールモースの騎兵隊』に登場した主人公、バル、フィル、メルレーンなどのキャラクターや『ヴィーナス&ブレイブス』の主要キャラクターなどが追加されているほか、バンダイナムコゲームス関連の作品やアドウェイズ開発の別アプリのコラボレーションキャラクターやオリジナルキャラクター、攻撃補助能力を持つ騎士や巫女など、本来は持っていない別の職業の特性を持つ“コンボキャラクター”なども登場している。
出典:wikipedia
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