女子美術大学付属高等学校・中学校(じょしびじゅつだいがくふぞくこうとうがっこう・ちゅうがっこう)は、東京都杉並区和田一丁目に所在する私立女子高等学校・中学校。略称は「女子美(じょしび)」。女子美術大学の付属学校。私立の美術学校としては最も長い歴史を持つ美術の名門女子美術大学付属校であり、国内唯一の美術大学付属校である。美術分野を始め各分野に多くの人材を輩出している。1900年に日本で初めて設立された女子美術教育機関として、彫刻家の藤田文蔵(元・東京美術学校教授)、横井玉子、田中晋、谷口鉄太郎らが発起人となり、私立女子美術学校が開校した。1915年に女子美術学校付属高等女学校が開校。旧佐藤高等学校を経て、現在は私立の女子中高一貫校。美術教育を中心とした教育課程を構成している。創立以来、美術活動を通し感性を磨き、社会に貢献できる自立した女性を目指す教育方針が採られ、生徒の自主性を重視する教育方針が貫かれている。「知性が感性を支える」を理念に美術教育と学科の両面を重視した教育課程を構成。美術家、デザイナー、クリエーターとして活躍する卒業生を多く輩出している。学校長は版画家の小川正明(女子美術大学短期大学部版画研究室名誉教授、学校法人女子美術大学理事(中等部門担当、2013年5月 - )、第十七代付属高等学校・中学校長(2013年4月 - )、日本美術家連盟会員、日本版画協会会員)。中学校では義務教育課程に加え、週4時間の美術教育が行われる。高等学校では普通科教育課程に加え、週6~10時間の美術教育が行われる。授業時間外の美術補講も行われる。中学校では美術の基礎的な技術習得を中心に素描、着彩、彫塑、デザイン、版画、染色、工芸の他、素材の選び方、用具の扱い方、美術鑑賞マナーなど、美術の基礎知識の習得と技術力、表現力の向上を目指す。高等学校ではより高度な技術習得を目的に、素描(鉛筆・木炭)、着彩(水彩・油彩)、彫塑・彫刻、版画、染色、工芸、陶芸、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、コンピューターグラフィックス、空間構成、美術史などを学び、技術力、表現力の向上と共に創造性の向上を目指す。通常授業課題(宿題)と美術課題の多い教育課程を構成している。普通科教育課程では中学校からの内部生と、高等学校からの外部生とを混合する併設型中高一貫校教育を採用。高等学校入学試験では「学科試験」と「実技試験」の両試験が設けられる。女子美術学校初代校長の藤田文蔵が八咫鏡をモチーフに中央に「美」の文字を配置した校章を考案した。鏡は自らの姿と行いを映すことから自省を促し「鑑」と記され手本を意味する。「女子美生は美の心を忘れず、身を鍛え、人の手本となる真摯な女性に成長して欲しい」との願いが込められている。校章に込められた「智の美」「芸(わざ)の美」「心の美」の三つの美の柱は女子美術大学の教育理念となっている。2010年(平成22年)1月に完成した新校舎は、女子美の美術教育に特化した校舎として設計されており、絵画室(4室)、デザイン室(3室)、デッサン室、書道室、工房、CG教室が設置されている。生徒作品を展示するギャラリースペースは校舎内各所に設置されており、女子美生の作品を日常的に鑑賞できるレイアウトを採用している。教室間の仕切りは制作活動に合わせ大規模教室として使用できる可動間仕切りを採用している。校舎入口にエントランスギャラリーを設置し、生徒作品の展示や美術制作展会場として使用できる設計を採用している。生徒が使用する机と椅子は女子美生用に設計されたオリジナル製品を使用する。校内に画材店「イワタ」が入店している。校舎は女子美術大学杉並キャンパス内に所在し、キャンパス内の樹木は杉並区の保護樹木に指定されている。文化部運動部同好会
出典:wikipedia
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