コクッパ (Koopalings) は、任天堂のコンピュータゲーム『マリオシリーズ』に登場する架空のキャラクター達である。クッパ軍団に所属する7人のカメ族。ラリー・モートン・ウェンディ・イギー・ロイ・レミー・ルドウィッグの7人がいることから、『スーパーマリオブラザーズ3』では「コクッパ7兄弟」、『スーパーマリオワールド』では「コクッパ7人衆」、『マリオカート8』や『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』などでは「クッパ7人衆」などと総称される。「コクッパ」の名称は前記7人を指し、クッパの一人息子のクッパJr.や分身であるミニクッパは通常含まれない。ゲーム作品での初登場は1988年10月23日発売のファミリーコンピュータ用ゲームソフト『スーパーマリオブラザーズ3』の各ワールドのボスキャラクター。当初はクッパの子供達とされていたが、後年の設定ではクッパの部下として扱われている(#クッパとの関係を参照)。性別は、ウェンディのみ女性で、その他の6人は男性。兄弟関係については、ルドウィッグが長兄、ラリーが末弟であることが発表されているが、漫画など他メディアの作品では異なる設定になっていることもある。『スーパーマリオブラザーズ3』では各ワールドの王様達から魔法の杖を奪い、各ワールド最終ステージの飛行船のボスとしてマリオの行く手を阻む。それ以降も『スーパーマリオワールド』や『ヨッシーのロードハンティング』などで同様にボスとして登場し、マリオの邪魔をする。後にゲームボーイアドバンスでリメイクされた『スーパーマリオアドバンス2』『同4』で再登場し、続いて発売された『マリオ&ルイージRPG』で7人全員がひさしぶりに新作でのボスキャラクターとして登場し、メダルゲーム『スーパーマリオ 不思議のジャンジャンランド』(カプコン)にも登場した。『スーパープリンセスピーチ』では開発段階で登場予定があったものの、製品版では登場していない。『New スーパーマリオブラザーズ Wii』ではクッパJr.と共演する形でアクションゲーム作品でのボスキャラクターとして復帰し、キャラクターのボイスが初めて使用され、キャラクターのデザインも一部リニューアルされた。その後も登場の機会を増やしており、『New スーパーマリオブラザーズ 2』では7人同時にクッパクラウンに乗り込んで石化攻撃を放ったり、クッパを巨大化させたりなどの連携も見せた。また魔法の杖も個人で所有している物に変更された。『マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック』ではMiiコスチュームとして彼らの姿を元にした衣装が登場し、『マリオパーティ アイランドツアー』では邪魔役として登場し、『マリオカート8』では7人全員が初めてプレイヤーキャラクターとして登場した。『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では、クッパJr.がプレイヤーキャラクターとして参戦したが、そのクッパJr.のカラーバリエーションとしてコクッパ7人全員も登場した。あくまで単一キャラクターのカラーバリエーション扱いによる登場であるため、全員が小型のクッパクラウンJr.に乗った上で、基本的なアクションの仕様や体の大きさなどは全てクッパJr.を基準に統一されているが、キャラクターのボイスはそれぞれ個別のものが用意されている。『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』ではニテルデ諸島に派遣されて牢屋の見張りをしたり、ドデカクラフトの操縦を行うなど活躍の場が多い。ゲーム中としては初めて固有のセリフが用意されたことにより、各コクッパに明確な性格付けがなされた。ラリー、イギー、ルドウィッグの口調や一人称は『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』で先行して公開されていたが、ゲーム本編で使われたのは本作からである。『スーパーマリオブラザーズ3』の時点では彼らには個人名がなく、「コクッパその1」「その2」など単純な名称で呼ばれていたが、そのアメリカ版『Super Mario Bros. 3』で初めてアメリカの任天堂のスタッフによって名前が付けられ(親であるクッパの名前が韓国料理のクッパ由来なのに対して、コクッパが米国における著名人由来の人名なのはその為)、後に日本版でも『スーパーマリオワールド』以降から、その英名のファーストネームがそのまま日本版の名前として使われるようになった。また、アメリカで放映された製作のアニメ『』および『』では、コクッパ全員にゲーム版とは異なる個人名が付けられている他、年齢などの設定もアニメ独自のものとなっている。初出時はクッパの息子達としての登場であり、『スーパーマリオブラザーズ3』の取扱説明書、およびそのリメイクである『スーパーマリオアドバンス4』の取扱説明書でも「自分(クッパ)の子供」と記載され、Wii バーチャルコンソール版『ブラザーズ3』の解説ページではファミコン版と同じくクッパのことをオヤジと呼んでいたり、ニンテンドー3DS バーチャルコンソール版の同作の取扱説明書pdfでも「自分の子供コクッパ7兄弟」と記載されている。また、『スーパーマリオブラザーズ3』のパッケージには「大魔王クッパの子供達、子クッパ7兄弟」という表記も存在していた。しかし、『スーパーマリオサンシャイン』で新たなクッパの息子としてクッパJr.が登場したことにより、それ以降の作品ではクッパの部下達として扱われることも多くなり、公式ではコクッパ達とクッパ、クッパJr.との関係について曖昧な言及しかされていない。『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにおける「フィギュア名鑑(キャラクター図鑑)」の解説では、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のクッパの解説では7人のこどもがいると書かれている一方、クッパJr.の登場以降に発売された続編『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではひとり息子のクッパJr.と書かれており、コクッパ達がクッパの子供に含まれないような書かれ方をされている。クッパJr.との共演をはたした『New スーパーマリオブラザーズ Wii』以降においてもコクッパ達はクッパの手下という扱いであり、クッパJr.との関係は言及されていない。『マリオカート8』のプレゼンテーション映像でも「クッパ大魔王の子分、クッパ7人衆」として紹介されていた。2012年9月には、アメリカのゲーム誌『』のインタビューにて、宮本茂が "Our current story is that the seven Koopalings are not Bowser's children. Bowser's only child is Bowser Jr., and we do not know who the mother is." (翻訳:我々の現在のストーリーでは、7人のコクッパ達はクッパの子供ではない。クッパの唯一の子供はクッパJr.で、その母親が誰なのかは分からない。) と回答している。上記の他、『スーパースコープ6』の「レーザーブレーザー インターセプト」にはレミーが、『』にはイギーが、『New スーパーマリオブラザーズ Wii コインワールド』にはラリーが、それぞれ単独で登場している。主に『スーパーマリオブラザーズ3』『スーパーマリオワールド』を原作とした作品に登場している。これらの作品のコクッパには、独自の性格付けがなされていることが多い。以下は一例。上記以外にも、初期の4コマ漫画コミック(『4コママンガ劇場』(旧エニックス)、『4コマまんが王国』(双葉社)など)や、OVA、アメリカ版アニメなどに多数登場している。また、小説『スーパーマリオブラザーズ物語』では設定が異なり、クッパの子供が長男の「イッパ」、一人娘の「ニッパ」、末っ子の「ザッパ」の3人になっている。
出典:wikipedia
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