「サイレントマジョリティー」(、略称:サイマジョ)は、日本の女性アイドルグループ欅坂46の楽曲。秋元康が作詞、バグベアが作曲した。2016年4月6日に欅坂46のデビューシングルとしてSony Recordsから発売された。楽曲のセンターポジションは平手友梨奈が務めた。DVD付属のType-A・B・C、CDのみの通常盤の4形態で発売。発売日は欅坂46のグループ名である「46」に合わせて2016年4月6日とし、2015年10月から欅坂46の冠番組『欅って、書けない?』を放送開始することによって期待値を高めながら、2015年8月にグループを結成以降、約8か月後のCDデビューとなった。表題曲「サイレントマジョリティー」は「沈黙する大衆」、「静かな多数派」を意味し、発売前の仮タイトルは「僕らの革命」だった。「サイレントマジョリティー」にはAKB48や乃木坂46の歴史から学んだ教訓がいかされており、アイドルソングとしては珍しい低音寄りの構成で、軍隊のような衣装と、統率されたダンス、メッセージ性の強い歌詞を、女性アイドルグループらしからぬ出立ちでクールに表現し、「システマティックに作られた社会を象徴するシーン」と「若者の力強さと勢いを表したシーン」の2つの情景が取り入れられている。歌詞は「声を上げない者たちは 賛成している」のと同じだというベトナム戦争時代のリチャード・ニクソン大統領の言葉を彷彿とさせる台詞が登場し、AKB48のような同じ衣装を着て踊るマニファクチャード・ガール・グループ(manufactured girl group)として生まれながらも、自らに対し「似たような服を着て」と自己否定論を投げかけることによって、自我に目覚め、自分たちの現状に一石を投じるような、学生運動を思わせる内容になっている。秋元康によれば、一見すると彼女たちの立場は矛盾を抱えているように見えるが、そこには良心の叫びがあり、そのような叫びを出発点とする彼女たちが、これからどのような道を切り開いて行くのか、期待を込めて作詞した。ダンスは演劇的なダンスパフォーマンスを踏襲し、曲や歌詞が指し示す対象をそのまま直接的に表現する手法が用いられ、フォーメーションダンスを交えながら、センター・平手友梨奈が左右に並んだメンバーの間を進んでいくモーセの十戒と呼ばれる振付によって、自我の胎動がはじまる表現とともに、「社会のシステマティックさと、若者の自我の焔(ほのお)の両面を対比させた画」が写実されている。欅坂46が乃木坂46と異なる点は、そこにある明確な意志の強さであり、乃木坂46が可愛らしい高級感を求めてフランスの女子校のような世界を志向したのに対し、欅坂46はスタイリッシュな格好良さを求めてイギリスのモッズのような世界を志向した。プロモーションとして、2016年4月6日に発売記念イベントが開催され、欅坂46のメンバーがタワーレコード渋谷店、HMV&BOOKS、SHIBUYA TSUTAYAの3店舗で1日店員を務めた。ジャケットの写真のメンバーの割り振りは下表のとおりである。ディスクジャケットは渋谷川で撮影された。撮影は写真家の神藤剛が担当した。本作は2016年4月5日付のオリコンデイリーCDシングルランキングで推定売上19万1203枚を記録し、初登場1位を獲得した。初日売上のみで乃木坂46の1stシングル「ぐるぐるカーテン」の初週売上約13万6000枚を上回り、デビューシングルで1位を獲得できなかった乃木坂46に代わって1位を達成した。サウンドスキャンジャパンによれば、2016年4月4日から2016年4月6日までの3日間で約25万1000枚を売上げ、2016年4月18日付のBillboard JAPAN HOT 100、Billboard JAPAN Top Singles Sales、オリコン週間CDシングルランキングで推定売上26万1580枚を記録し、週間1位を獲得した。女性アーティストにおけるデビューシングルの初週売上としてはHKT48の「スキ!スキ!スキップ!」の25万147枚を上回り、約3年ぶりに史上最高記録を更新した。その後、オリコン週間CDシングルランキングで1位、3位、4位、7位、7位と5週連続でトップ10に登場、2016年4月度のオリコン月間CDシングルランキングで推定売上32万4507枚を記録し、月間1位を獲得した。オリコン2016年上半期シングルランキングでは推定売上34万9233枚を記録し、上半期6位を獲得、AKB48姉妹グループの売上を上回った。欅坂46の2ndシングル「世界には愛しかない」を発売後も、2016年8月22日付のオリコン週間CDシングルランキングで推定売上2228枚を記録し、週間30位を獲得、累積売上枚数を35万9739枚へと伸ばし続けた。レコード会社関係者によれば、2016年時点におけるアイドルのデビュー曲としては2万枚から3万枚が売れればヒットというなか異例の出来事であった。(センター:平手友梨奈)(センター:長濱ねる)
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。