火渡り(ひわたり)とは熱した炭を敷き詰めたその上を裸足で歩くことある。適切に執り行われる限り、やけどを負う危険はない。忍耐力などの特異な精神力は必要とされないが、十分な知識のないままに行うと危険が伴う。また、熱かったとしても走ると足と炭との接触面積が増え逆にやけどするので危険である。火渡りは以下のようなときに実施される:火渡りの運営者の中には、やけどしないためには瞑想や降霊などの超自然的な準備が必要であると説く者もある。17世紀後半、イエズス会の神父ル・ジューヌは、北米インディアンたちが治癒の儀式として火渡りを行っているのを目撃したと上司にあてた手紙の中で記している。神父が目撃した病気の女性は、やけどを負うどころか、熱さを感じてすらいないかのように火の中を歩いていったという。30年ほど後、神父マルケッタがオタワのインディアンが同じように火渡りを行うことを報告している。また、ジョナサン・カーバーは、1802年の『北米旅行記』の中で、戦士たちが「裸足で火の中に入っていき……見たところ無傷であった」ことをもっとも仰天した光景のひとつとして書き記している。温度の違う2つの物体が接触すると、より温度の高い物体は冷え、より温度の低い物体は温まる。接触が断たれるか、一定の温度に達するかすると、温度の変化は止まる。このときの温度と、そこに達するまでの時間は、2つの物体の熱力学的性質によって決まる。中でも重要なのは、温度、質量、比熱容量、熱伝導率である。質量と比熱容量の積は熱容量と呼ばれ、その物体の温度を1度上げるのに必要な熱エネルギーの量をあらわす。より温度の高い物体からより温度の低い物体に熱が移動するため、最終的な温度はより熱容量の大きいほうの物体の温度に近くなる。ここで問題となる物体は人間の足(主成分は水)と熱せられた炭である。次にあげる要因が相乗的に効果をあげ、足にやけどができるのを防いでいる:火渡りが正しく行われなかった場合は危険が伴う:
出典:wikipedia
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