仙台フォーラス(せんだいフォーラス、Sendai Forus)は、宮城県仙台市青葉区一番町にあるショッピングセンターである。イオングループのファッションビル「フォーラス」の第1号店として1984年(昭和59年)に開業した。地下3階、地上8階のビル全体を指して一般に「仙台フォーラス」と呼ばれているが、このビルの地下1階から地上8階を区分所有してイオンリテール株式会社が開発し、株式会社OPAが運営を行っているのが仙台フォーラスであり、残りの部分は仙台観光㈱が区分所有する一番町センカンプラザとなっている。1つのビル内にあっても、営業時間の違いなどから、仙台フォーラス部分とそれ以外の部分の動線は分離されている(以下、ビル全体を指す場合は括弧付きの「仙台フォーラス」、OPA分に限る場合は括弧なしとする)。「仙台フォーラス」は、仙台市都心部の中心商店街「一番町」(歩行者専用道路のアーケード街)において最も有名なファッションビルであり、一番町の中心に位置する。ビルの一番町側入口付近は待ち合わせ場所としても有名で、「フォーラス前」または略して「ラス前」と呼ばれる。当店のぶらんどーむ一番町側は、近年ブランド街となりつつあり、藤崎(百貨店)までの間に数々の有名ブランド店が並ぶ。ぶらんどーむ側の土日の歩行者の数は5万人/日以上で、市内では最も歩行者数が多い。仙台西道路に近い「広瀬通一番町」バス停には多くの高速バスが発着するため、山形市や福島市といった南東北はもとより東北地方各地からの交通アクセスの利便性が高くなった。そのため、当店の来客の県外客割合は平日17%、土日30%を占めるに至っている。150の専門店のうち、半数以上がフォーラスによって営業されているが、フォーラス以外の営業者による専門店も存在している。他のフォーラス店舗にはイオン銀行のATMが比較的早い段階で設置されているが、当店には2008年12月7日まで設置がなく、12月8日にようやく稼働開始となった。以下、主なテナントを列挙する。昭和40年代における仙台市都心部の総合スーパー(GMS)には、仙台駅西口のエンドーチェーン仙台駅前店(現在はEBeanS)や、一番町四丁目商店街の長崎屋(仙台シャル→現在は廃業のうえで、地下のスーパーのみが東京スーパーコアーからOKストアに変更されて現存)があった。因みに、当時、都心部の百貨店には、仙台三越・藤崎・丸光(現在はさくら野百貨店)・十字屋(現在はLABI仙台)・緑屋(現在は2ヶ所とも閉店)があり、1972年(昭和47年)には丸光が増床している。1975年(昭和50年)、ジャスコ(現在は仙台フォーラス)とダイエーとが相次いで都心部に開店し、GMS間の顧客争奪戦が始まることになる。ジャスコ仙台店は、一番町一番街商店街(現在のぶらんどーむ一番町)沿いの、「仙台日活劇場」(映画館)や花屋などがあった区画を再開発して建設された地下3階、地上8階のビルに出店し、ダイエー仙台店(現在はイオン仙台店)は、中央2丁目の中央通り・東二番丁・青葉通・東三番丁に囲まれたブロックにある読売仙台ビル新伝馬町中央通りビルに出店した。1977年(昭和52年)に仙台駅の新駅舎が完成すると、翌1978年(昭和53年)には隣接地にファッションビルのS-PAL(仙台店)が開業した。東北新幹線開業の翌年の1983年(昭和58年)には、緑屋閉店と交換条件にファッションビルのams西武(現在は仙台ロフト)がS-PALの斜向かいに開店。この頃になると若者に「DCブランドブーム」が広がっており、その流れに乗る形で1984年(昭和59年)にジャスコ仙台店も若者を顧客ターゲットにしたファッションビル「フォーラス」に業態転換した。なお、仙台市営地下鉄南北線開業に合わせて、1987年(昭和62年)にはファッションビルのファッションドーム141(2008年8月24日に閉店、現在は仙台三越・定禅寺通館)も開業している。「フォーラス」は、ジャスコ時代から流行を先取りしたテナントの入れ替えやフロア構成を行ってきた。『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977年)の大ヒット以降のディスコブームの時期にはディスコが入り、1982年(昭和57年)にはアミューズ(芸能事務所)がライブハウス「モーニングムーン」を設置し、「フォーラス」化後も1980年代半ばからのカラオケブームの際にはカラオケボックスが入り、映画『ハスラー2』(1986年)以降のビリヤードブーム時代には、プールバーの「ロサンゼルスクラブ」が広い面積を占め、1990年代にはスタジオ「モーニングムーン」から仙台放送「夕やけTV編集局」が生放送されて仙台のお笑いのメッカとなった。2000年代に入り、仙台 - 福島線を端緒として仙台発着の高速バスが東北地方に張り巡らされると、高速バスの停留所(広瀬通一番町)に隣接する「フォーラス」は仙台経済圏各地から集まる若者を取り込むようになり、県外客は平日17%、土日30%、仙台市以外の宮城県内客は平日19%、土日22%と、週末は過半数が仙台市外からの来客で占められるようになった。仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(2008年10月1日-12月31日)に向けて、仙台駅前にS-PAL IIと仙台パルコ、郊外に三井アウトレットパーク 仙台港、仙台泉プレミアム・アウトレットおよび泉パークタウン タピオと立て続けに大型店が開店すると、大幅な店子の入れ替えと店内改装に加え、フォーラスに業態転換してから初めてとなるロゴマークの変更と外観の改装も行った。店子の入れ替えでは、従来EBeanSが得意としてきたギャル系などの拡充を行い、また、2008年(平成20年)2月29日を以って郡山マルイを閉め、東北地方から店舗を引き揚げていた丸井が5つの自社プロデュースブランドをフォーラスに出店させた。一方で、「ラス前」のぶらんどーむ一番町にてリアル・クローズを対象とするファッションショー「仙台コレクション」を開催し、人気ファッションモデルのイベントも店内で同時に開催した。加えて、仙台パルコに引き抜かれたタワーレコード跡には、仙台放送が新業態での出店するなど、競争相手が増える中で様々な仕掛けを行っている。「仙台フォーラス」以外の動きはで記載。「仙台フォーラス」がある場所(1970年の住居表示施行前の住所は仙台市東一番丁28)には、明治時代から集客施設が存在し続けており、「ジャスコ仙台店」も「仙台フォーラス」もその流れを継いでいる。地上階地下2階地下3階
出典:wikipedia
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