『エイリアンVSプレデター』は、カプコンが1994年5月に発売したアーケードゲーム。20世紀フォックス社によるSF映画の看板モンスターの『エイリアン』と『プレデター』のクロスオーバー作品で、ダークホースコミックス社より発売のアメリカンコミックが原作。同コミックを原作として2004年に映画『エイリアンVSプレデター』、2008年には続編『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』も公開されたが、本作とは直接の関係はない。基本システムは同社の出した『ファイナルファイト』を踏襲したベルトスクロールアクションゲーム。標準装備している銃器や、コマンド入力による特殊技など独特のエッセンスが本作を特徴づけている。『エイリアン2』のパルスガンやスマートガン、『プレデター2』の武器であるレイザーディスクといった、各作品に登場したアイテムを使用可能。また、各キャラクター間の性能に著しい差異があり、多人数プレイでは1人用とは違った戦略構築が楽しめる。また、これまでのシリーズと違っていかなるときでも(ダウン中の倒れている敵でも)ダメージを与えられる点も新機軸。『パニッシャー』にも似たシステムがあったが、こちらはダウンした敵を持ち上げられるだけだった。版権上の関係により、本作は家庭用ゲーム機には一切移植されていない。同タイトルのゲームは多数出ているが、全て別内容である(→エイリアンVSプレデター (ゲーム))。PCのFPSゲーム『Aliens Vs Predator2』は日本での販売代理店をカプコンが行っていたが現在はサポートを終了している。また、実際はFPS版にカプコンのスタッフは全く関わっていない。海外では1994年夏にメガドライブのスーパー32X版が発表され、1995年5月にリリースが予定されていたが、結局発売はキャンセルとなってしまった。32X版はカプコンの本作品に基づいたが、1993年にジョルダンが開発した、ベルトスクロールアクションのスーパーファミコン版エイリアンVSプレデターと似ており、32X版はスーパーファミコンと関連した殖民惑星VEGA-4が舞台の設定であった。なおスーパーファミコン版が本作へのポートであると勘違いされていることがある。セガサターンでもD&Dから発売予定があったがキャンセルされている。エイリアンの出現によって地獄絵図と化したアメリカの西海岸にある海上独立都市「サン・ドラド」に降り立った宇宙海兵隊であるダッチ・シェーファー(階級:少佐)とリン・クロサワ(階級:中尉)の2人の軍人が、惨劇の地と化した現場で3体のプレデターに遭遇(プレイヤーとして選択できるのは「ウォリアー」と「ハンター」の2人)。彼らはエイリアンの軍勢に対して共闘することになる。プレイヤーはプレデターの2人、もしくは人間タイプのキャラクター2人の計4人の中から選択してプレイする。3人までの協力プレイが可能。海上都市「サン・ドラド」に大量発生したモンスター。登場するエイリアンたちは一部を除き、ゲームオリジナルである。本作の敵では唯一の人間側のキャラクターたち。オープニングの続きから始まる。序盤に出てくるのは雑魚エイリアンばかりだが、いくら倒してもキリがない。やむをえず倉庫の中に逃げ込む彼らだが…。都市から脱出するため地下通路から脱出を試みるが、そこもエイリアンが待ちかまえていた。通路奥では兵士が惨殺されており、瀕死の兵士ケビンが「尋常じゃない速度のエイリアンがここにいる。逃げろ。」と警告して息絶えた。際限無しに湧き出すエイリアンを駆逐するには、大元であるクイーンを倒す必要があると忠告するプレデター。彼らの言葉に従い、クイーンが居る「巣」に向かうため軍の装甲車で強行突破する事になった。なお、このステージは飛び跳ねてくるエイリアンをひたすら各キャラクターが標準で装備する火器(このステージに限り打ち放題となっており、ボス以外は一撃で倒せるようになっている。)で狩るだけの半ばボーナスステージとなっている。しかし飛び跳ねてくるエイリアンに当たるとダメージを受けるので、油断すれば死ぬこともある。また、このステージのみメガクラッシュを使っても体力は減らないようになっているが、ボスであるアラクノイドにメガクラッシュが当たれば体力は減る。エイリアンの巣はエイリアンの卵、「繭」となった兵士の成れの果て、護衛のエイリアンなどで溢れていた。数多くのエイリアンを駆逐し、遂にクィーンと対峙する。軍の輸送機が墜落する瞬間を目撃した一行は墜落現場を確認しようとするが、何故か軍の部隊が立ちはだかる。そして彼らは軍とウェイランド社による「エイリアン生物兵器化計画」を知るのであった…。軍の計画を阻止するため、一行は生化学研究所と向かう。内部では多くのエイリアンが標本にされていたが、実はまだ生きており、突然カプセルを破壊して脱走し兵士たちに襲い掛かり、研究所は阿鼻叫喚の地獄へと化す。途中で暴走エレベーターを止めるために制御BOXを破壊するボーナスステージがある。時間内に破壊できない場合はノーボーナスの上、天井に激突して大ダメージを受けてしまう。プレデターが狂った原因は、体内にチェストバスターが植え付けられていたからであった。軍はプレデター族をも兵器化しようと目論んでいたのである。生化学研究所からリフトで軍港へ繋がっていることを知った一行は、軍の計画を阻止し、かつ仲間の敵をとるため、最後の戦いに赴く。軍港や宇宙船を舞台に、無数のエイリアンと軍隊を相手にした激戦が繰り広げられる。
出典:wikipedia
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