


米良氏(めらうじ)は、日本の姓氏のひとつ。この姓氏を有する氏族としては、以下の2つの豪族が有名である。紀伊国熊野地方の豪族。那智山の神職・社僧・御師を務め、歴代幕府や諸大名の御用を務めた。2系統有り米良湛知の後裔は目良氏に改姓し新熊野(いまくまの)神社(現・京都市東山区今熊野椥ノ森町)別当職を代々務めた。紀伊国の米良氏に伝来した『米良文書』は、南北朝時代から江戸時代にわたる朝廷、将軍家、その他の武家からの書状等の多数の文書から成る文書群であり、重要な史料とされている。肥後国球磨郡米良山(明治以後宮崎県に属する)の豪族。後に菊池氏末裔を名乗る。また一族の中には、日向国の須木や椎葉などに移り住み伊東氏に臣従していた庶家もある。江戸幕府より無高の交代寄合に任じられ4年に1度の参勤交代の義務を課された。明治維新の際に17代当主則忠が薩摩藩に呼応して討幕に参加したことが評価されて菊池への改姓が許されて後に18代当主武臣が男爵に叙せられた。
出典:wikipedia
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