ゼニゴケ("Marchantia polymorpha" L.)は、ゼニゴケ科ゼニゴケ属の植物である。ただし、ゼニゴケ科のもの全体をよぶ総称として、あるいは類似の構造をもつ苔類の総称としても用いられる。近似種の区別が難しいので、普通は区別せずこう呼ばれることが多い。なお、葉状体の形だけで見ればゼニゴケ亜綱とツノゴケ亜綱のかなりのものが似て見える。19世紀前半から論文が発表されるなど研究対象としては古く、近年においても実験生物として注目されはじめている。苔類に属するコケ植物で、茎と葉の区別が曖昧な、いわゆる葉状体である。また、裏側の中央より仮根を伸ばし、地表に密着する。「杯状体」という独特の構造を持つ。この杯状体からは両側が窪んだ、円盤状の無性芽が形成され、周辺に放出されて無性的に繁殖する。世界中に分布し、日本では北海道から九州まで、主に人家の周辺に繁茂する。特に、家の北側など湿気の多い場所に見られることがある。庭に生えるコケ類は日本庭園では喜ばれることが多いが、ゼニゴケ類は地面に深く張り付いて広がり、見栄えが良くないため、雑草として嫌われることも多い。また、非常に除去しにくい。
出典:wikipedia
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