


『黒鷺死体宅配便』(くろさぎしたいたくはいびん)は、大塚英志原作、山崎峰水作画による漫画作品。それぞれ特殊な能力をもった若者5人が、望まぬ形で死を迎えた死体の望みを聞き、報酬と引き換えにその願いを叶えていく新感覚ホラー漫画。第1・2話は『月刊少年エース増刊 サイコエース』のvol.1,2、第3・4話は『月刊エースネクスト』2000年10月号、11月号、第5~11話は『KADOKAWAミステリ』の2002年4~11月号、第12・13話は『少年エース』2003年7、8月号、第14~19話は『月刊少年エース増刊 エース特濃』vol.4~9、第20~23話は『Comic 新現実』のvol.1~5、第24~30話と外伝2話は『少年エース』2006年7~12月、2007年1、3~4月号にて掲載され、2007年3月からは青年漫画誌『コミックチャージ』にて連載されていたが、2009年1月の同誌休刊後は同年7月に発刊した『ヤングエース』で連載されている。上記掲載誌の発行はいずれも角川書店。単行本は17巻までで累計売上は160万部。ComicWalkerにおいて、通常版の第1話と『ヤングエース』と連動して最新話が掲載され、2015年から第1作からのカラー版が同時掲載されている。イラク戦争、堀江貴文、赤ちゃんポストなどの時代を風刺したネタや、中国奥地の達者、コインロッカーベビー、杉沢村などの都市伝説を元にしたオカルトのネタがある他、ミステリー(サスペンス)および猟奇的な描写も見られる。2006年よりスピンオフ『松岡國男妖怪退治』が不定期連載でスタートした。明治時代を舞台に「やいち」の少年時代が描かれている(とされるが、詳しい関連性は明らかにされていない)。2007年に秋田県及び福島県で、2009年には長崎県で青少年保護育成条例に基づく有害図書に指定されている。原作者の大塚英志によれば、『多重人格探偵サイコ』同様ハリウッドで映画化される予定があるとの事。また、大塚によると、日本でも何度かテレビドラマ化の企画があったそうである。しかし、まずタイトルの「死体」という単語がテレビ的にNGであり、「宅配便」もテレビのスポンサーには実際の宅配便の業者もいるため使えず、最後に残った「黒鷺」も同名の漫画原作のテレビドラマがあるため使用できずと、テレビ的にNGな単語を3つ並べたタイトルのために、テレビドラマ化できなかったそうである。2015年にスピンオフ『アライアズキ、今宵も小豆を洗う。』が連載開始した後、2016年に本作は連載終了した。ごく普通の日常を過ごす唐津九郎は、死体に触るとその死体の声(残留思念)が聞こえる能力を持っていた。大学で唐津はサークル「ボランティア友の会」に加入する。唐津はそこで、ハッキングで死体に関する情報収集をする佐々木碧、死体を発見できるダウジングの能力を持つ沼田真古人、エンバーミングで死体修復ができる槙野慧子、宇宙人と交信できる谷田有志らの、唐津と似たような少し変わった能力を持つメンバーと出会う。就職しそびれたメンバーのために、サークルのまとめ役である碧は、沼田が死体を捜索し、慧子が遺体の鑑識あるいは補修を行い、唐津が死体の望みを聞き、報酬と引き換えに死体を望みの場所に届けるモグリの宅配業者「黒鷺死体宅配便」を起業する。全員オタクで、メガネを着用している。
出典:wikipedia
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