ゲームアーカイブスは、PlayStation Storeで過去に発売されたPlayStation、PlayStation 2、PCエンジン(CD-ROM、SUPER CD-ROM、PCエンジンスーパーグラフィックスも含む)用のソフトをダウンロード販売するサービス。対応機種はPS3・PSP・PS Vitaだが、ソフトが両機種対応の場合はPS3とPSP、PS Vita間でソフトとセーブデータをコピーし、一つのタイトルを共有して遊ぶことも可能である。なお、PS4は対応していないが、別のサービスとしてアーケードアーカイブスが開始されている。2006年11月22日よりPlayStation Storeで原則、水曜日に配信されていた(2007年10月から2012年4月までは第2・第4水曜、2012年5月以降は第2水曜、これとは別にPCエンジンアーカイブスは第3水曜に配信された)。2003年以前の過去の作品においては、コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)の設立前に発売された作品も含まれるため、配信時に改めてCEROによる審査を受けている。2007年4月26日からPS3向けの配信が開始されてからは、ほとんどのタイトルがPS3・PSPの両方でプレイできるようになり、セーブデータの共有も可能となった。PSPの場合、L2・R2の入力は、初期状態でそれぞれアナログパッドの左右に割り振られている(他の入力も含め、オプションで割り振りを変更可能)。ただし、ソフトの互換性や操作系の違いなどの問題により、いずれかのみの対応となっているソフトも一部ある(PSPはL3・R3・左右アナログスティックの入力に非対応)。また、元のゲームソフトが多人数プレイに対応しているタイトルであっても、PSPで動作させたときは2人以上で同時にプレイをすることはできない(通信対戦などには対応していない)。2007年11月14日よりPS3の振動機能に対応した。2007年9月20日からは、PS3がなくてもPC経由でPSPにダウンロードできるようになり、さらに2008年10月15日にPSPのみでもダウンロードできるようになった(ただし、ネットワーク環境が必要)。2008年10月30日にはPC用のストアがリニューアルされて、専用ソフトによるダウンロードとなった。2009年7月15日には、PlayStation以外のプラットフォームとしては初めてとなる「PCエンジンアーカイブス」の取り扱いが開始され、PCエンジン用のゲームソフトが配信された。PlayStation用のタイトルと同様にPS3・PSPの両方でプレイが可能で、また、いつでもシステムメニューからのセーブとロードが可能というオプションが追加された。2011年12月17日発売のPlayStation Vitaは当初はPCエンジンアーカイブスのみ対応、PlayStation用ソフトは2012年8月28日のシステムソフトウェアのアップデートで対応した。2012年7月25日からは、PlayStation 2のソフトをPS3でプレイできる「PlayStation 2 アーカイブス」の配信を開始した。配信タイトルはPS初期の作品であるアークザラッド等をはじめとして、ソニーの看板タイトルが主である。しかし任天堂が展開するバーチャルコンソール同様に、版権や肖像権などの問題により、配信がほぼ不可能なタイトルがある(ポポロクロイス、ワイルドアームズなどソニーを代表するソフトが配信されている中で、グランツーリスモやPS一周年として作られたビヨンドザビヨンドは配信されていない)。2010年6月29日公開のPSPシステムソフトウェア6.30において、同バージョンで提供されたフォーマット別分類機能の項目にネオジオが存在したことからPCエンジンに続いてネオジオ用ソフトのサービスも行われるという噂があったが、こちらは「NEOGEO Station」という別のカテゴリとなった。ネオジオステーションはPS3、PSPに対応しているが、PS3版とPSP版は別個のタイトルとして扱われる。このためPS3版を購入したとしても、PSPで遊ぶためには別途PSP版を購入する必要がある。東京ゲームショウ2006の基調講演において久夛良木健SCE社長(当時)がメガドライブも対応させるという構想を発表したが、セガは正式発表できる段階にないと否定。その後、セガは2011年7月6日よりPlayStation Storeにてセガ・マークIII・メガドライブ・セガサターン・ドリームキャスト・アーケード版のゲームをPS3用のダウンロードゲームとして配信するサービスを開始した。移植元のハードによって「セガビンテージコレクション」「セガエイジスオンライン」「ドリームキャスト復刻プロジェクト」「MODEL 2 コレクション」など名称は異なる。PS1用ソフトのセーブデータはゲームアーカイブス版とパッケージ版で互換性があり、PS1のメモリーカードに保存されているセーブデータを「メモリーカードアダプタ(CECHZM1J)」でPS3本体内に保存し、PS3でプレイすることができる。また、PS3とPSP、PS VitaをUSB接続すれば、PS3とPSP・PS Vitaへセーブデータを相互に変換・移動することもできる。PS2ソフトのセーブデータはゲームアーカイブス版とパッケージ版で互換性は無いため、PS2やPS2互換性のある初期型PS3で作成したセーブデータをゲームアーカイブス版で引き継ぐことはできない。PCエンジンアーカイブスはバックアップRAMによるセーブ機能に対応したソフトのみPS3とPSP・PS Vitaで共有することが可能で、中断セーブのデータは共有することは出来ない。以下に代表的なソフトの価格設定を挙げるが、ソフトによっては下記の範疇に収まらない価格設定のものがある。上記の価格は日本で配信されているタイトルのもので、ソフトによって違いがあり、PS用ソフトのうち、一部のパチスロ系タイトルやSIMPLEシリーズは300円、ファイナルファンタジーシリーズやスーパーロボット大戦シリーズの大半は1000円を超える。また、2007年4月25日までは各525円で配信された。一度購入手続きを行いダウンロードしたソフトは、削除しても無料で再ダウンロードすることができる。新規で購入できなくなった配信停止タイトルも、再ダウンロードは可能。ダウンロードしたソフトは、PSPではメモリースティックDuo(PSP Goでは本体内蔵メモリーまたはメモリースティックマイクロ)、PS3では内蔵HDDに保存される。PlayStation Storeでのゲーム配信においては、一つのPlayStation Networkのアカウントにつき、PSVitaとPSPの合計で最大2台、PS3で最大2台まで認証が可能(制限台数を超えた場合は、同一アカウントで運用しているいずれかの機器の認証解除が必要となる)なため、購入したゲームアーカイブスのソフトは制限台数までであれば他のPS3・PSVita・PSP本体へのコピー・移行が可能となっている。開始時期は不明であるが、2013年12月現在ではPS2アーカイブスとの区別のためか、PlayStation Store内では『初代PSアーカイブス』と表記されている。本項の配信は一部を除きハドソンが全ての配信を行っていたが、ハドソンがコナミデジタルエンタテインメントに吸収、解散以降新規配信は行われていない。
出典:wikipedia
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