秋田県民会館(あきたけんみんかいかん)は秋田県秋田市千秋明徳町にある多目的ホールである。指定管理者として財団法人秋田県総合公社が運営を行っている。第16回国民体育大会開会に先立ち、1961年(昭和36年)に開館。県内最大の座席数を誇り、コンサート・演劇・講演会・各種大会等に使用されている。所在地は江戸時代に久保田藩の重臣である渋江氏の屋敷がおかれていた土地で、明治に入ってから久保田藩庁、官立病院、伝習学校などを経て、1904年(明治37年)に秋田県公会堂が開設された。1918年(大正7年)4月29日に焼失して秋田県記念館の庭園となった後、1950年(昭和25年)に秋田県児童会館が開館。1961年(昭和36年)、児童会館が移転した跡地に「秋田県民会館」が開館した。隣接するジョイナスを分館として管理する。こちらは1918年(大正7年)10月31日に開館した秋田県記念館が解体された跡地へ、県民会館と同じ1961年(昭和36年)に開設された秋田県立図書館が前身で、同図書館が1993年(平成5年)11月に秋田市山王新町へ移転したため、改修を受けて秋田県生涯学習センター分館「ジョイナス」として使用されてきた(この経緯から施設は県教育庁生涯学習課が所管)。しかし、秋田県民会館とのより一体的かつ効率的な運用を図るため、2011年(平成23年)所管を県生活環境部県民文化政策課に移し、生涯学習センター分館から県民会館分館へと移行(愛称の「ジョイナス」はそのまま存置されている)、財団法人秋田県総合公社が指定管理者として両施設を管理している。また、同じく2011年から館長の公募制(任期2年)を採用した。開館50周年記念事業として、2012年3月には東京都交響楽団による公演が、7月には松竹歌舞伎・近松座公演が行われた。また、県民会館北東に隣接して、東海林太郎の記念碑がある。2013年現在、秋田県民会館と秋田市山王にある秋田市文化会館を統合して、新たに県と市が共同で文化施設を整備する構想がある。秋田県民会館は築50年以上、秋田市文化会館は築30年以上と老朽化が進み、また現施設では大がかりな舞台装置を必要とするオペラ等が実演できない等、ニーズに対応できないという問題を抱えており、また秋田県の人口減少が進む中で、県市共同で新文化施設を建設して機能の重複する施設を統合することを目的としており、新施設では客席数2,000席規模の高機能型ホールと、同800席規模の舞台芸術型ホールの2つのホールを核として、3,000人程度までの大会・会議に対応できる施設を目指すとしている。2015年(平成27年)までに県市共同で基本計画検討委員会の会合が重ねられ、新施設は市街地への設置が適当であること、敷地面積が10,000平方メートルを超えることが望ましいこと等の指針が示された。建設予定地については「市街地」という表現のみで明言されてこなかったが、2015年9月1日、県民会館を解体し跡地に建設する方針が示された。2016年度に整備計画を策定し、2017年度までに設計に着手するとしており、早ければ2021年度までに完成の見込み、総事業費200億円規模と想定されている。
出典:wikipedia
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