瑞聖寺(ずいしょうじ)は、東京都港区白金台三丁目にある禅宗寺院。宗派は黄檗宗系の単立。山号は紫雲山。本尊は釈迦如来。開山は木庵性瑫、開基は青木重兼である。瑞聖寺は寛文10年(1670年)に創建された。開山(初代住持)は日本黄檗宗2代の木庵性瑫である。木庵は日本黄檗主の祖・隠元隆琦の招きで明暦元年(1655年)に中国・明から来日し、寛文5年(1665年)に江戸入りした。開基(寺院創設の経済的基盤を提供した人物)は摂津麻田藩(大阪府豊中市)の2代藩主・青木重兼である。重兼は黄檗宗に深く帰依し、晩年には家督を譲って出家している。江戸時代には江戸の黄檗宗の中心寺院として「一山之役寺」と呼ばれていた。大雄宝殿および通用門1棟は昭和59年(1984年)東京都指定有形文化財に指定され、平成4年(1992年)に国の重要文化財に指定された。現在は寺の北側の目黒通り側が境内入口になっているが、本来こちらは裏門で、寺の東側が正式の入口であった。もと目黒通り側にあった高麗門形式の旧通用門(重要文化財の附指定)は、明治時代に東側に移築されている。他に江戸最初の七福神巡りとされる元祖山手七福神の一つ、布袋尊像がある。また、宝暦9年(1759年)に鋳造された瑞聖寺の半鐘はスイスのジュネーヴ民族博物館に保管されているが、国外へ流出した経緯などは記録がないため不明である。ジュネーブ市の「民俗学博物館」に展示されていた「半鐘」は平成20年6月現在「民俗学博物館」の展示内容を現代美術に変更したため、その存在は不明で職員によると保管庫にあるとのこと。開基である青木重兼(母親は関氏)の縁からか、新見藩主の関氏の菩提寺となっている。
出典:wikipedia
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