エレナ・エミリー・ホグマン・ポーター(、1868年12月19日 - 1920年5月21日)はアメリカ合衆国の小説家。ニューハンプシャー州リトルトン出身。多くの恋愛小説・家族小説・ギャグ小説を手がけ、中でも「ポリアンナ」シリーズは最大のヒット作になった。生まれながらに病弱で、高校を中退。療養後に歌手を目指してボストンのニューイングランド音楽院に入学するが結局挫折。24歳でジョン・ライマン・ポーターと結婚してマサチューセッツ州に移り住み、小説を書き始める。34歳で『金髪のマーガレット』で小説家デビュー。「ミス・ビリー」シリーズで恋愛小説家としてブレイクする。が、2年後に出版した「ポリアンナ」シリーズで児童小説家として空前のヒットを飛ばし、「ミス・ビリー」シリーズは一気に過去の物となった。半自伝的小説『スウ姉さん』を出版した1920年、マサチューセッツ州ケンブリッジの自宅で51歳でこの世を去る。遺体は同地のマウント・オーバーン墓地に埋葬され、墓石には『著作を通して幾百万もの人々の人生に光をもたらした人 "』と刻まれた。作者であるエレナ自身による作品は2作のみであるが、大ヒットしディズニーで実写映画化された。また作者の死後に数多くのアンソロジーが発表された(「牧場のポリアンナ」、「ポリアンナと金貨」など)。日本でも多くの出版社から翻訳され、『愛少女ポリアンナ物語』としてアニメ化されたことでヒットした。日本語訳で比較的簡単に入手できるのは角川文庫クラシックス版である(岩波文庫・偕成社文庫版は大きな書店でしか扱われていない事がある)。日本語訳タイトルにの表記にはパレアナ(1930年の村岡花子訳など)とポリアンナ(1960年のディズニー映画で広まった呼び方)が混在しているが、これは原題Pollyannaの発音が、日本語で表記するにはあいまいで捉えにくい音であるためと考えられる(厳密に発音を分析すれば、Pollyannaのpoはポとパの中間ぐらいの音、llyはリとレの中間ぐらいの音である。またannaは、アナまたはアーナとでも表記すべきところで、アンナというローマ字読みの表記は、英語としては本来正しくない。したがって、原音に忠実な表記としては、パレアナ、パレアーナ、ポリアナ、ポリアーナなどが適切と考えられる。また、パリアナ、ポレアナなどと表記しても、間違いとは言えない)。主人公の名前「Pollyanna」は、当時アメリカ中の店やホテルの名前になる等のブームになり、ウェブスター英語辞書などに「喜悦」という意味の言葉として掲載されるなど、国際的な単語・心理用語になった。なお、谷村まち子著の『七色の虹』(昭和30年、ポプラ社)は Pollyanna の翻案小説である。ヒロインは美知子で、“喜びごっこ”をする。父は貧しい牧師。両親をなくした美知子を叔母がひきとる。195ページからの章「思わぬ災難」で、美知子は自動車にはねられる。
出典:wikipedia
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