『邪眼は月輪に飛ぶ』（じゃがんはがちりんにとぶ）は、藤田和日郎作、床井雅美協力による漫画。『週刊ビッグコミックスピリッツ』（小学館）に2007年2号から2007年9号まで連載された。『からくりサーカス』連載終了後、初の連載作品であり、藤田にとって初の『スピリッツ』掲載作品となる。連載回数は「5回くらい」を予定していたが、第4回掲載時には「あと2回、奇声をあげて描いて」いると語り、最終的には7回で完結した。銃の専門家である床井雅美が協力しており、兵器や銃火器が丹念に描写されている。むかしむかし……。座礁した米空母が東京に持ち込んだフクロウ、“ミネルヴァ”。その眼で見られたものは、たとえモニター越しであっても死ぬ。死の街と化した東京に“ミネルヴァ”殲滅の命を受けた米軍特殊部隊が派遣される。その中には老マタギ・杣口鵜平とその娘で巫女の、輪の姿があった。鵜平はかつて“ミネルヴァ”を仕留めたただ一人の男であった……。各話の話数は、「第壱回」、「第弐回」、「第参回」のように、大字での表記となる。

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