『パワポケダッシュ』("Pawapoke Dash")は2006年3月23日にコナミ(※)から発売されたゲームソフト。パワプロクンポケットシリーズ(パワポケシリーズ)の1作である。2005年8月4日に発売された『パワポケ甲子園』に次ぐ、同シリーズの外伝作品2作目にあたる。キャッチコピーは「野球はいつでも出たとこダッシュ!」。ゲームボーイアドバンス最後のパワポケシリーズである。外伝として発売されたが、野球に特化したパワポケ甲子園とは異なり、「サクセスモード」が存在する。また、表サクセスのストーリーはシリーズ全作品の表サクセスとつながっている。※発売当時の版権はコナミが所有していたが、2006年3月31日の持株会社化に伴い、新設子会社のコナミデジタルエンタテインメントに移っている。本作のサクセスの主人公は小学生であり、パワプロクンポケットシリーズ初の少年野球が舞台。基本的に小学生を対象にしているため、小学校3年生以降で習う漢字は使わないか、後ろにカッコで振り仮名がついている。少年野球を舞台にしているため、球速の最大値が非常に低く設定されている(他のシリーズにパスワードで登録すると+40、逆に他のシリーズから登録すると-40される)。なお、本作は少年野球であるものの変化球を取得して投げることができるが、実際の少年野球では怪我の防止のため変化球は練習でも禁止されている。この作品の最大の特徴は、従来のパワポケとは全く異なるシステム「カード野球」を採用している点である。複雑で難しい試合の操作を簡単にするために導入された。操作簡略化のため、ファウルを除いて1球で打席結果が表される点は、同社の野球カードゲーム『BASEBALL HEROES』シリーズと共通している。本作のサクセス中のみ、試合中に選手同士による会話の演出があったり、特定の場面になると気合ポイントが上昇したりカード力が上がったりするなどの要素がある。このシステムは好評だったようでパワプロクンポケット9からパワプロクンポケット12まで導入された(更にサクセスモードの野球モードを選択できる)。パワプロクンポケット13ではリアルモデル導入のため削除。パワプロクンポケット14ではシステムが一新されたカード野球が登場。なお、本作はプロ野球(日本野球機構)12球団は収録されていない。その代わりに12球団をイメージしたチーム名が登場し、パワポケ9~12にパスワードで登録すると、その名前に対応したプロ野球の球団名に変更して登録される仕組みになっている(例:ゲーム開始時にチーム名をガリバーズを選んで登録した選手は他作品では読売ジャイアンツ所属として登録される)。本作のみ収録のパワポケ図鑑では、本作と『パワポケ甲子園』を除いてシリーズ過去作品(『パワポケ1・2』(初期2作のリメイク作品)は独立した作品扱い)の作品紹介、プロフィール(表・裏サクセス、『6』のしあわせ島編、『5』から『7』の俺のペナント)、一部のBGMが収録されている。アルバムモードと違い、最初から見ることができる。なお、プラットフォーム、発売時期の関係で『パワポケ8』のBGMと一部プロフィールは無い。シリーズ初の少年野球を舞台としたサクセスモード。時系列は、『パワポケ7』の2年目と同じ年に開始。本作は『パワポケ8』より後に発売されたが、時系列はこちらの方が先である。本作のメインシナリオは丸山修が担当。本作の投手の能力アップで取得できる特殊変化球は、『パワポケ8』のものではなく『パワポケ7』までと同様の「基本変化球をレベル1以上持った状態で特殊変化球を書き換えて取得したり別の特殊変化球に変更できる」という仕組みになっている。なお、『パワポケ8』以降に追加された特殊変化球はあるものの、能力アップで『パワポケ8』以降で追加された特殊変化球を取得できるのはHシュートのみで、それ以外の特殊変化球はイベントでは一切取得できず、オリジナル変化球を取得できるイベントもないので取得できない。そのため、持っているのは『パワポケ8』の選手パスワードを使って本作に登録された選手と敵チームの選手のみである。小学生の話なのでグリムじゃんけん、四葉のクローバー探し、虫遊び、などの子供の遊びのサブイベントや、カン蹴りといったミニゲームがある。しかしストーリーはパワポケシリーズらしく、重苦しい展開や「死」を題材にしたイベントを多分に含んでいる。また、グッドエンドが存在しない彼女候補も多い。少年野球がテーマなので女性選手も多数登場している。ガンバーズの女性選手はガールフレンド候補も兼ねている。本作登場の選手(ライバル選手、ボール親父含む)が、のちに『パワプロクンポケット11』以降でアレンジチームのガンバーズ選手として登場する。登録名は一部の選手を除いて漢字が変更された。このため、下記の一部選手の名前は『パワポケ11』のアレンジチームに準拠している。父親と共にモグラーズの試合をスタンドで観戦する小学一年生の主人公。しかし、水木の打ったホームランボールが父親の頭を直撃。意識を失った父親の横で泣き叫ぶ主人公。その時、目の前に野球仙人が現れ「本来死ぬはずの父親を助けたければ五年以内に少年野球の全国大会で優勝するように」と告げる。ボールに魂を吹き込まれた父親を助けるため、主人公は奔走することになった。また、本作のみの要素である天国メーターがMAXになることでゲームオーバーとなる。メーターはイベントによって増減するほか、怪我、野球と関係ない行動(友達と遊ぶ、勉強をする等)をとることで増加する。仲間評価が低いと第1章で入団したわん子以外のメンバーが脱退することがあり、人数不足で試合を行えなくなった場合もゲームオーバーとなる。小学生なので、「彼女」ではなく「ガールフレンド」である。従来の「電話番号取得」、「遊べるようになる」が「ガールフレンドになる」になっており、「彼女になった」に変わる表示はないが、一定のイベントを起こすことでそのガールフレンド以外のハッピーエンドは出なくなる。親父が死んでプロになることを決意した主人公。しかし、ひょんなことから穴に落ちてしまう。落ちた先は親父のパンツ。『とりあえず、ここを出よう』と、主人公は奥に足を踏み入れた…。地獄にある階段をひたすら下り、25階にいるカメダを倒せば(25階から)ダンジョンを脱出することができる。また、50階まで行き再びカメダと戦えば、野球超人伝が手に入る。このサクセスでは、パーツ制が採用されておらず、レベルアップした際にもらえる経験値で主人公の能力を上げることとなる。特殊能力は敵を倒したときに出る肉を食べることで一定確率で身に付く。アイテムは剣や斧などの武器、靴や鎧、盾などの防具、主人公を補助する飴、珠、カードがある。アイテムは祝福や呪いのパラメータを持っており、祝福されたアイテムならば普段より良い効果になるが、呪われたアイテムだと普段より悪い効果になる上、装備しているものであれば装備をはずすことができなくなってしまう。また、武器、防具、珠には耐久度が存在し、0になるとそのアイテムが壊れてしまう。その他、従来の裏サクセスで登場した敵やほるひす、としおくんがモンスターとして登場する。
出典:wikipedia
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