ソウル市メトロ9号線(ソウルしメトロきゅうごうせん)は、大韓民国ソウル特別市江西区にある開花駅から同市松坡区にある総合運動場駅を結ぶ鉄道路線である。ラインカラーはゴールド(金色)。単独で首都圏電鉄9号線を構成する。1990年代に計画されたソウル地下鉄3期路線の1つである。ただし、3期地下鉄のうち10 - 12号線は計画が中止されたため、当路線は新規路線としては唯一の3期地下鉄である(なお、既存路線の延伸では、ソウルメトロ3号線水西駅 - 梧琴駅間も3期地下鉄である)。第一期区間(開花駅 - 新論駅)は2002年4月3日に着工し、2009年6月12日に開業する予定であったが、駅務自動化設備に問題があるとして延期され、同年7月24日に開業した。運賃は、民間企業が運営することから、既存の首都圏電鉄と異なる運賃体系(Tマネー基準で初乗り1,300ウォン)を採用する予定であったが、首都圏電鉄としての一体的運用の必要性から、ソウル特別市側は現在の運賃体系(当時、Tマネー基準で初乗り900ウォン)を主張し、両者の間で長い間議論が重ねられ、結局他路線と同じ運賃体系を採用することとなった。当初、異なる運賃体系を予定したことから、9号線と他線との乗換駅の金浦空港、汝矣島、堂山、銅雀、高速ターミナルの各駅乗換通路に自動改札機が設置されているが、他路線の運営主体との運賃収益の分配のために乗換客の移動経路の情報収集をする乗換ゲートであり、通過しても運賃計算には影響を及ぼさない。ただし、新盆唐線など異なる運賃体系をとる路線、事業者が誕生し、必要時には運賃について再協議ができるとしていることから、再び値上げ議論が再燃することが否定できず、実際に2012年には、値上げを発表するも、最終的に撤回する事態になった。第二期区間は、新論駅から東進し総合運動場駅までを延伸するものであり、この区間は2015年3月28日に開業した。延伸区間における急行停車駅は宣靖陵、奉恩寺、総合運動場である。また、第三期区間として、総合運動場駅 - 報勲病院駅(ソウル特別市江東区)間が計画されている。さらに、公式計画ではないものの、江東区はさらに北の高徳駅(ソウル地下鉄5号線)までの延伸を要望している。この他に、2019年を目標に仁川国際空港鉄道と直通運転を行う計画もある。第一期区間の運営主体は既存の鉄道公社ではなく、民間企業の「ソウル市メトロ9号線株式会社」が担っているが、実際の路線運営は「ソウル9号線運営株式会社」に委託されている。第二期・第三期区間(新論以東)はソウルメトロが運営主体で、路線運営は「ソウルメトロ9号線運営株式会社」に委託されている。
出典:wikipedia
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