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ひびき型音響測定艦

ひびき型音響測定艦(ひびきがたおんきょうそくていかん、)は海上自衛隊が運用している音響測定艦の艦級。同型艦は2隻。1950年代より戦力化された原子力潜水艦は、水上航走やシュノーケル航走が不要になったことで、レーダーやアクティブ・ソナーなどに探知される可能性は極めて低くなっていた。一方で、常に原子炉や蒸気タービンからノイズを発生するという弱点があり、パッシブ・ソナーにより遠距離からでも聴知しうると期待された。このことから冷戦初期の対潜戦では、アメリカ海軍はパッシブ戦への移行によってソビエト連邦軍の強大な潜水艦戦力への対抗を図っており、SOSUSと攻撃型原子力潜水艦(SSN)、対潜哨戒機によるパッシブ対潜戦システムを構築し、成功を収めた。しかしソビエト連邦は諜報活動などによってこのパッシブ対潜戦システムの重要性に気づき、1970年代中期より、ヴィクターIII型SSN(671RTM型)やチャーリーII型SSGN(670M型)、デルタ型SSBN(667B型)など、対抗策を講じて静粛性を格段に向上させた潜水艦の艦隊配備を開始した。これにより、米軍のパッシブ対潜戦システムの効果は減殺されはじめ、1980年代中期より、更に静粛化を進めたアクラ型SSN(971型)やキロ型SS(877型)が大量配備されたことで、米軍対潜戦部隊が圧倒される懸念が生じていた。これに対し、アメリカ海軍では従来のパッシブ・ソナーへの依存からの脱却を志向するようになった。この一環として開発されたのが監視用曳航アレイ・ソナー(SURTASS)である。これは従来の艦載パッシブ・ソナーよりも更に低周波を利用しており、SOSUSを補完する戦略レベルの広域捜索手段として期待されていた。アメリカ海軍では、1980年代中盤より配備を開始した。そして日米防衛首脳会議にもとづき、海上自衛隊でも、平成元年度および2年度計画で、SURTASS搭載艦を建造することとなった。これによって建造されたのが本型である。なお急遽決定されたこともあり、61中期防の枠外となっている。艦の規模や全般配置は、当時アメリカ海軍が整備していたに範をとっており、船型も、海自として初めてSWATH船(小水線面積双胴船)を採用した。これは、SURTASSの巨大な格納用ドラムを収容できる甲板面積を確保するとともに、荒天下でも長時間にわたって針路一定かつ低速で曳航を続けるのに適した船型であった。三井造船では、1980年代初頭に海洋科学技術センター(JAMSTEC)向けのSWATH船である「かいよう」を建造しており、そのノウハウが応用されたと言われている。上甲板上は、前方に艦橋構造物が配され、その直後から艦尾まではヘリコプター甲板となっている。ソナー性能に影響しないよう水中放射雑音の低減が重視されており、主機関はディーゼル・エレクトリック方式とされた。推進発電機は水線上の高い位置に配置されており、水面下の没水部船体(ロワーハル)に電動機が設置されている。この推進発電機の原動機としては、三菱重工のS6U-MTPKディーゼルエンジン(単機出力1,320馬力)が採用され、4セットが搭載された。また機関制御監視記録装置により、通常航海中の無人化が図られている。上記の経緯より、本級の中核的な装備となるのが監視用曳航アレイ・ソナー(SURTASS)である。これは、曳航ケーブルは、そして曳航アレイは実に全長におよぶ長大なシステムであった。曳航深度は、速力は3ノットである。導入前の段階では「高性能聴音装置」と称されていたが、海上自衛隊では単に「曳航ソーナー装置」(SURTASS)と称されている。本級は、SURTASSを展開して日本近海を遊弋し、潜水艦の音響情報を収集する。収集した音響情報は、陸上の対潜水艦戦作戦センター(ASWOC)に送られ、探知予察などの資料となる。なおSURTASSの調達費はアメリカ合衆国が半分を負担したという説もあり、その運用要員としてアメリカ海軍軍人が乗艦しているとも言われている。SURTASSの搭載作業も、完成した艦をアメリカに回航して行った。

出典:wikipedia

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