いごっそうとは、「快男児」「酒豪」「頑固で気骨のある男」などを意味する土佐弁。ならびに高知県男性の県民性。津軽じょっぱり、肥後もっこすと共に、日本三大頑固のひとつに数えられている。肥後もっこすがやや否定的な意味合いを持つのに対し、いごっそうは、そのように称される本人が威勢を張ることのできる呼称とされる。行動は大胆不敵にして豪快で、己の主義信念を貫くためには時として、自己より優位の権力を持つものとも係争する反骨精神を有する一方で、気乗りしないことは行動に移さない。周囲の意見に傾聴せず独断専行し、あとから自説が間違っていると分かっても考えを改めず反論のための機会を探るといった、議論のための議論を好む傾向にある。自分が考えるように他人が考えたり行動しないと気が済まず、相手への思いやりや心配り、繊細さに欠けるという。些末なことは気にせず物事を大きく捉えるため、人間の度量が大きく常識に囚われることもない反面、虚栄心があり自分を実際よりもよく見せようとする傾向があると考えられている。物事を曖昧なままにしておくことを嫌い、白黒をはっきりさせたがる傾向にあり、祖父江孝男著『県民性 - 文化人類学的考察』には、その性質は明治維新における過激な尊皇攘夷運動や、戦後の最も急進的な日教組などにつながったといった指摘がある。由来は、土佐が四国山脈により長い間他の国との往来が隔絶されてきたことにより独善的な気質が形成されたとする説、面積の8割が山地で海岸線が長い上に台風や洪水の被害に遭いやすい要素が重なり、それら厳しい自然・天変地異に抗する生き方により頑固で一本気な気質が形成されたとする説、黒潮の荒波に出漁し、鯨や鰹など自分より勇猛な相手に進んで挑む生活環境にあったため豪快な気質が形成されたとする説がある。語源を「異骨相」とする説がある。
出典:wikipedia
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