春風亭 柳桜（しゅんぷうてい りゅうおう、1952年10月22日 - 2014年5月19日）は、東京都港区生まれの落語家。本名は吉沢 正雄（よしざわ　まさお）。落語芸術協会所属。俗に初代であり春錦亭柳桜から数えると4代目にあたる。出囃子は「小鍛冶」。高校卒業後陸上自衛隊に1年半ほど入隊していたが除隊後電気プラグ製造工場、パチンコ店、喫茶店、板前など数々の職を転々し1979年10月、春風亭柳昇に入門し春風亭柳太郎で初高座。1984年3月、同じ名で二ツ目昇進。1993年5月、春風亭柳桜で真打昇進。20歳の頃から原因不明の難病、ビュルガー病を患って入退院を繰り返し、1992年に右足、1994年には左足を切断。両足ともに義足を装着してリハビリに励みつつ、1995年にハンディを克服して高座へ復帰。近年は普通に歩いて高座に現れ座布団に正座できるまでに恢復（相当のリハビリを経たものと思われる）した。古典落語を中心に行い、ハンデを思わせない軽快且つ悠々とした高座を演じた。2014年5月19日、糖尿病による多臓器不全のため自宅で死去、61歳没。

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