あいバスは、大阪府大阪市東淀川区内で運行されていたコミュニティバス。阪急バス吹田営業所が運行を受託しており、阪急バスにおける路線名は「新大阪・淡路循環線」である。地元で結成されたNPO法人『地域交通まちづくり協会』が阪急バスに運行を委託する形式で、2006年5月13日に運行を開始した。関西における新幹線のターミナル駅である新大阪駅と直接連絡する公共交通機関に乏しい淡路地区の住民からの声に応える形で、阪急京都本線・千里線の淡路駅から新規のバス路線が整備された。阪急にとっては、かつて淡路駅から新大阪駅を経て十三駅及び神戸本線の神崎川駅に至る新大阪連絡線を計画し、路線としての免許も取得していたが、2002年12月6日に十三 - 新大阪間を除いて失効させていた経緯がある。よって、新大阪 - 淡路駅間に相当する区間をバスによって代替した格好になる。地元からの請願で誕生した路線にもかかわらず、実際には経路の大半が既存の大阪市営バスの赤バス「西淡路 - 区役所」系統と重複している関係もあって利用客数は伸びず、2年にも満たない短命で廃止された。なお、2018年度末にはJRおおさか東線が延伸開業し、淡路駅を経て新大阪駅まで直通する予定となっている。運賃は一乗車につき、大人200円・小児100円均一。阪急バスの磁気カード類(回数カード・スルッとKANSAI各種カード)やPiTaPaも使用できた(PiTaPaは2007年12月1日から)。また、『あいバス』のみで使える一日乗車券を300円で販売していた。ダイヤは朝夕ラッシュ時が15分間隔(ルート1のみ運行)、日中は30分間隔で設定されていたが、土曜日は運行しない時間帯があった。日曜日・祝日は利用者が少なかったため、2006年11月9日より運休となった。また、2006年から2007年にかけての年末年始も運休となった。新大阪駅へ連絡する「ルート1」と、東淀川駅へ連絡する「ルート2」の2種類を運行していたが、「ルート2」は利用者減少により2007年4月1日をもって廃止となった。「ルート1」も同様に利用客数は伸びず、2008年3月31日をもって廃止となり、運行終了となった。なお、日中は同じバス車両が淡路駅で「ルート1」・「ルート2」の双方に系統を入れ替えながら運転を続行していた。
出典:wikipedia
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