「コーヒールンバ」("Coffee rumba")は、アルパ奏者のウーゴ・ブランコ()の演奏で世界的にヒットした曲。原曲は、ブランコの叔父であるベネズエラの作曲家ホセ・マンソ・ペローニ(Jose Manzo Perroni)がコーヒーをモチーフに1958年に作詞・作曲した「"Moliendo Café"」(モリエンド・カフェ、意味は「コーヒーを挽きながら」)である。実際には曲のリズムはルンバではなく、オルキデア(Orquidea:ウーゴ・ブランコが生み出したリズム形式)である。日本では1961年から1962年に西田佐知子(作詞:中沢清二)、また西田盤と歌詞は異なるが、ザ・ピーナッツ(作詞:あらかはひろし)らによりカバー版が競作されるが、中沢によるエキゾチック趣味の歌詞(原曲の詞とは全く無関係)で歌った西田佐知子の歌唱版がより知られている。なお、西田盤は当初「欲望のブルース」のB面曲であったが、1969年の再発盤では「コーヒールンバ」がA面に入れ替えられている。また、森山加代子もLPでカバーした(作詞:中沢清二)。その後も1980年代にフリオ・イグレシアスがカバーしたあたりから徐々に再評価の機運が高まり、国実百合(1991年「國實唯理」名義)、ロジック・システム、荻野目洋子(覆面歌手「YO-CO」名義)(共に1992年)、井上陽水(2001年)、工藤静香(2002年)らが日本語版を再カバーしてリバイバルヒットとなった。2006年にはピンクジャムプリンセスが、2007年には伴都美子がカバーアルバム『Voice〜cover you with love〜』でカバーした。アントニオ古賀の『クスリ・ルンバ』(1971年)と『クスリ・ルンバPartII』(1982年)、大沢悠里・小鳩くるみの『麻雀・風呂つき・お酒ルンバ』(1978年)(1997年には悠里・さこみちよによるリメイク版『麻雀・風呂つき・お酒ルンバもどき』も発売)、谷五郎とゴロー・ショーによる『野菜ルンバ』(1993年)、こぶ茶バンドの『こぶ茶ルンバ』(1999年)など替え歌によるカバー版もある。カバー版を発売した歌手以外にも西城秀樹、中澤裕子、田村直美などがライブで歌唱し、またインストゥルメンタル曲としても様々なミュージシャンによりカバー(上松美香など)、ライブ演奏される機会が多い。日本語版のカバー版は西田佐知子版を基本としているものが多く、ザ・ピーナッツ版のカバーは存在していない。1994年にはIgnacio Aldereteがカバーし、アルバム『Moliendo Cafe』に収録している。
出典:wikipedia
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