スパーク(新王国暦506年 - )は、小説『ロードス島戦記』登場人物で、架空の人物。同名のテーブルトークRPGリプレイ(第三部)におけるプレイヤーズ・キャラクター(PC)の一人。『ロードス島戦記』6~7巻およびその続編である『新ロードス島戦記』の主人公。リプレイ第三部本編においては単なる「フレイム王国の騎士見習い」兼「一応」パーティリーダーでしかなかった。以降の背景はすべて後発作品による後づけ設定である。長い間争いを続けていた砂漠の部族の片方、「炎の部族」の族長一族の生まれで、ナルディアのいとこ。族長一族の中では唯一の直系男子で、ナルディアも彼が成人したら族長の座を譲るつもりでいた。実際にはその前に二つの部族の争いが終結することになり、フレイムの騎士見習いとして育っていくことになる。アニメではオルソンとの面識はこの時が唯一。その過程で自由騎士パーンやフレイム王カシューに関する幾多のサーガを聞いてきたことにより、この二人に強い憧れを抱くようになる。当時は風の部族の出身者がフレイムの上層部を占めていた状況で、そのため炎の部族の者たちから期待をかけられていた。既に十分な実力を持っていたが、スパークの器の大きさを見抜いていたカシューは、機が熟すまで騎士叙勲を保留し続けた。騎士の称号が欲しかったスパークは城に侵入した賊と単独で戦うが、賊を逃がした上に自身も重傷を負うという失態を犯してしまう。そのスパークに試練を与える形で、カシューは盗まれた宝の奪還を命じた。戦士ギャラック、ハーフエルフのリーフ、巨漢の魔術師アルド・ノーバ、ドワーフでマイリーの神官戦士であるグリーバス、盗賊仲間を失ったライナ、そして邪神復活の「扉」であるニースを仲間として旅に出る。その旅の中でスパークは自分の為すべきことを考え、成長していく。邪神戦争が終結した際、戦の勝利にはスパークの功績が大きかったとして、騎士叙勲を受け、王位継承権を得た。その後はマーモに留まり、1年後に正式にマーモ公王となる。資金も人材もフレイムからの援助も少なく、新生マーモ帝国を名乗る集団からの妨害を受けながらも、かつての旅の仲間たちや魔獣使いのエレーナの助けを借りて、少しずつ国の統治を軌道に乗せてゆく。しかし、スパークの最大の敵は邪神カーディスの教団であった。ニースの背負う運命の重さを知りながらも彼女と共に生きることを選び、正式に求婚する。カーディスの勢力に一度は公国を滅ぼされ、生死不明とされたが、マーモ島の「闇」を味方につけて自らの力で玉座を取り戻す。さらに、パーンとともにカーディスの教団を打ち倒す(第二次邪神戦争)ものの、ニースとともに異次元に消えてしまい、1年の時を経てスレインの送還魔法によって帰還、マーモ国王として王妃ニースとともに、ロードス本島の人々からは怖れられながらも、一度の戦を起こすこともなく統治していく。性格は若さゆえに短気で粗暴。旅によってリーダーとしての器を身につけ、マーモの抱える問題を一つ一つ解決してゆくうちに、王としても成長してゆく。マーモの統治はうまくいっていたために島民からの評判は高いが、フレイム本国では悪い噂が先行して評価は非常に低かった。「マーモ公国を炎の部族の国として独立を企んでいる」、「婚約者(ニース)がいながら他の女(リーフやエレーナ)を妾としている」「ファラリス教団に恩義を感じている」「(赤子の時にファラリスの神官に攫われたことがあるため)スパークは魔物と入れ替わっている」などという根も葉もない噂もあった。公王就任当初はマーモの闇を払うつもりでいたが、マーモを統治するうちに考えを変え、マーモの闇を受け入れ(これは後にベルドのそれのレプリカと思われるデザインの鎧を着用、剣を使用するという形で象徴化される)、ファラリス信者や妖魔でも「公国の法に従う者全て」を国民とすることを決意するに至る。そのため、フレイム本国をはじめとする諸王国、特にヴァリスにおいて邪悪の烙印を押されることになるが、マーモの特異性を理解してもらうことで事態の打開を図ろうとしていた。第二次邪神戦争の後に一年ほど行方不明になっていたために、本島では「失踪王」と揶揄され、帰還してからは「亡者の女王」を妃にした「終末より帰還した国王」と恐れられる。しかしその後マーモに一度も戦争を起こすことなく平和に統治した。
出典:wikipedia
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