富士松村（ふじまつむら）は愛知県碧海郡にかつて存在した村。1955年4月1日に依佐美村の一部（小垣江・野田・半城土・高須）と共に刈谷市に編入された。現在の刈谷市北部に当たる。江戸期村落（所属藩、石高）明治期以降桶狭間の戦いで敗れた今川勢が退却した後、旅人がこの今川町を通ったときに今川勢は相手のまわしものだと思い、この旅人を誤って殺してしまった。それを見た住民は旅人を哀れに思い、葬った後にその場所へ1本の松を植えた。その松が成長しお富士の松と呼ばれるようになったと言われており、村名「富士松」はお富士の松に由来する。木は伊勢湾台風で枯死してしまうが、その後二代目が富士松駅近くに植えられた。しかしこれも枯死してしまったため、現在は三代目が再び富士松駅近くに植えられている。

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