第84回東京箱根間往復大学駅伝競走(だい84かいとうきょうはこねかんおうふくだいがくえきでんきょうそう)とは、2008年1月2日から1月3日まで開催された第84回目の東京箱根間往復大学駅伝競走である。第84回東京箱根間往復大学駅伝競走は前年度シード10校、予選会選出9校、関東学連選抜の合計20チームで行われた。1区では前年度優勝校の順天堂大学が遅れる波乱の幕開けとなった。混戦状態で2区中継所に飛び込んだが、1区区間賞は城西大学の佐藤直樹が獲得した。2区では山梨学院大学のメクボ・ジョブ・モグスが6人抜きでチームを先頭に立たせ区間賞を獲得、三代直樹の持つ区間記録を9年ぶりに23秒更新した。また、日本大学のギタウ・ダニエルが15人抜きを達成し、中川拓郎(順天堂大学・2003年第79回大会)の2区ごぼう抜き記録に並んだ。東海大学の伊達秀晃も歴代3位となる13人抜きを達成した。3区では早稲田大学の竹澤健介が故障を抱えながらも7人抜きの力走を見せた。4区では順位の大きな変動の無いまま進み、山梨学院大学が先頭を守っていた。4区区間賞は国士舘大学の阿宗高広が道中最後方のまま1人も抜くことなく、区間記録に4秒と迫る追走で獲得した。5区では先頭山梨学院大学を早稲田大学の駒野亮太と駒澤大学の安西秀幸が追いかける展開となったが、早大の駒野が今井正人の区間記録に7秒差の劇走で5人抜きを演じ、駒大の安西を振り切って区間賞を獲得、早稲田大学が12年ぶりとなる往路優勝を達成した。2位には1分14秒差で駒澤大学が入り、3位には山梨学院大学、4位には関東学連選抜、中央学院大学と続いた。またこの5区では順天堂大学の小野裕幸が一時は区間3位の走りをしていたが、終盤で脱水症状を起こし転倒。結局順大は残り500m地点で途中棄権し、前年優勝校としては1996年の山梨学院大以来、史上2校目のシード落ちとなった。6区では早稲田大学の加藤創大が差を拡げる走りで山を駆け下り区間賞を獲得した。6区終了時点で先頭と2位駒澤大学との差は3分以上に開いた。7区では東海大学の佐藤悠基が武井隆次の持つ区間記録を18秒更新し自身3年連続となる区間新記録を樹立、東海大学を3位に押し上げ早稲田大学と駒澤大学を追いかけた。8区では駒澤大学の深津卓也が早稲田大学とのタイム差を2分縮め、その差を15秒にまで縮める走りで区間賞を獲得した。9区では深津から襷を受けた堺晃一が早稲田大学を逆転し、ここで駒澤大学が先頭に立った。区間賞は塩川雄也(駒澤大学)の持つ記録を37秒更新した中央学院大学の篠藤淳が獲得した。10区でも先頭を早稲田大学が追いかける展開は続いたが、駒澤大学がそのまま押し切り3年ぶりとなる総合優勝を果たした。2位には早稲田大学が入り、3位中央学院大学、そして4位に関東学連選抜、5位には亜細亜大学が続いた。10区区間賞は城西大学の永岩義人が獲得した。なお復路では9区で大東文化大学の走者が脱水症状を起こし、10区では東海大学の走者が京急空港線の踏切部分の線路に足を取られて故障し、それぞれ棄権した。第84回大会では往路・復路合わせて3校が無念の棄権となる結果となった。金栗四三杯(MVP)には中央学院大学の篠藤淳が選出された。4位に関東学連選抜が入ったことで、第85回大会は予選会選出の枠が従来より1校増えることとなった。予選会において、予選順位7位以下のチームに適用されるインカレポイントの計算が見直された。ただし変更後も1ポイント10秒として換算される。(いずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ)
出典:wikipedia
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