『プレデターズ』(")は、2010年公開のSFアクション映画。『プレデター』シリーズの第3作目に当たる映画である。傭兵のロイスは突如閃光に包まれ、気がつくとどこかの上空を落下していた。地面の直前でパラシュートが開き着陸するが、そこは得体の知れないジャングルであった。その後、すぐに同じように落下してきたエドウィン、クッチーロ、イサベル、ニコライ、ハンゾー、スタンズ、モンバサと合流し、医師と名乗ったエドウィン以外は、軍人や殺し屋など「殺人」のプロフェッショナルであるという共通点を持っていることが判明する。8名はジャングルを脱出するため行動を共にし、やがて開けた場所に到着するが、空を見ると幾つかの大きな衛星が浮かんでおり、そこが地球でないことを理解する。そして未知の犬型狩猟動物の襲撃に遭い、自分たちが“狩りの獲物”であることに気づく。更に奥へ進むとロイス達は、多数の生物が殺され展示されている場所に到達する。そこは謎の狩人の「狩猟キャンプ」であった。そこで奇怪なオブジェクトに括りつけられたプレデターを発見する。イサベルによるとそれは、かつてアメリカの特殊部隊員を襲ったプレデター生命体の特徴に酷似しているという。その後、10シーズンもの間この惑星で、隠れて生き抜いてきたというノーランドという黒人に生命を救われ合流、異星人達が建設した鉱山発掘の施設の隠れ家で敵の正体や特徴を知り、地球に帰還するために「彼ら」の宇宙船を奪うことを決意する。一人、そしてまた一人。謎の狩人達の餌食になり命を落としてゆく。果たして地球に戻ることはできるのだろうか?バーサーカー・プレデターによって獲物として集められた人類。皆、傭兵や軍人、マフィアなど、戦闘(より厳密に言うならば“殺し”)のプロフェッショナルである。彼らは皆それぞれ謎の「光」を見た後、意識を失った状態で地球から連れ去られ、パラシュートを与えられ、上空から放り出された。パラシュートは胸部分のスイッチを押すと起動するような演出がされていたが詳細は不明で、運悪くパラシュートが開かず落下死した人物もいる。また、手持ちの武器、弾薬は連れ去られた際の装備そのままのようであるため、エドウィン(医師)やスタンズ(囚人)のように武器らしい武器を持っていない者もいる。プレデター達の獲物として集められた別種のエイリアン。檻に入れられ猟場に連れてこられた。ヒューマノイド型の様に見えるが、昆虫の様な顔をし、背中に翼か脚部のような器官がある。また体に虫を這わせている。他にも同族がいたが1人だけ生き残った。ロイス達が探検している途中に川沿いで出くわす。エドウィンをおとりに誘き寄せ、イザベルのライフル銃で狙い撃ちで射殺したかの様に見えたが、弾は外れており実際はノーランドによって射殺された。正式な名前はないが、元の案では川付近で発見され幽霊か幻の様に見える予定であったことから、リバー・ゴーストという通称で呼ばれる。デザインをしたグレゴリー・ニコテロによると、フィギュア造形作家の竹谷隆之が制作した『強殖装甲ガイバー』のエロゥシブガイバーにデザインの影響を受けたという。本作では、設定だけであったプレデター同士の対立と争いが演出された。プレデターズの製作総指揮であるロバート・ロドリゲスは1994年頃にプレデターズという原題で、『プレデター3』の脚本(スクリプト)を2つ書いている。一つは17世紀スペインのガレオン船がプレデターに襲われ船員が闘うという内容。もう一つはプレデター3用に書かれたもので、『プレデター』の主人公ダッチ・シェイファー(アーノルド・シュワルツェネッガー)と『プレデター2』の主人公マイク・ハリガン(ダニー・グローヴァー)の2人が捕らえられ、プレデターの惑星で狩りの獲物とされプレデター達と対決するという内容である。前2作との関連性は薄いものの、第1作目の過去に中央アメリカに、プレデターが現れ人間と戦闘していた事が語られるなど、前シリーズと同一の世界観な事が示唆されている。映画脚本家サム・F・パークも2003年当時、シリーズ3作目の続編となる『Predator 3: The Deadlier of the Species』の脚本を書いている。吹雪が吹き荒れる真冬のニューヨークを舞台にプレデターとダッチ・シェイファーが闘うという内容のもので、ロドリゲスの書いたスクリプトはパークのものとは異なっていた。ロドリゲスは2004年にインタビューで、『プレデターズ』の製作に1億5,000万ドルの大きな予算が掛かるうえ、20世紀フォックスが予算不足な為、拒絶されたと語っている。その結果、映画の企画は製作されずに終わってしまった(サム・パークのスクリプトの『プレデター3』の企画もダッチ・シェイファー役のシュワルツェネッガーがカリフォルニア州知事となった他、中止されている)。2009年、ロドリゲスは再び『プレデターズ』の映画化に乗り出した。脚本はマイケル・フィンチとアレックス・リトヴァクの3人の共同で書き、以前書いた『プレデター3』用の脚本内容の一部の修正・取り入れなどを行った。監督はニムロッド・アーントルが担当し、ハワイ島のジャングルとテキサス州オースティンのスタジオで撮影された。プレデター役にはミスター・ブラック役にブライアン・スティール、デレク・ミアーズなどもプレデター役で出演した。またアーノルド・シュワルツェネッガーがカメオで出演するとの噂もあった。また他にも『プレデター2』に出演していたヘンリー・キンジがダッチ・シェイファー役、トーマス・ロザレス・Jr.がカール・ディロン役で、そして、ケイン・ホッダーがダニー・ハリガン役、スティーブン・ハーがゲイリー・キース役で出演するのではないか?などの噂も存在していた。2010年3月12日から3月16日にテキサス州オースティンで開催されるSXSW映画祭でロバート・ロドリゲスとニムロッド・アーントル監督がプレデターズのプレゼンテーションを行う事が決まり、『プレデターズ』の映画の予告編を最初に見ることが出来た。日本では元大相撲横綱・朝青龍が宣伝横綱に就任。PRイベントではスーパープレデタースーツを着て宣伝をしている。日本では2010年11月17日に、トリロジー ブルーレイBOX(初回生産限定)、ブルーレイ&DVDセット(初回生産限定) 、コレクターズエディションDVDが同時発売された。トリロジー ブルーレイBOX、ブルーレイ&DVDセットは予約特典として映画のその後を描いた英語表記のコミックが封入されている。また、いずれのパッケージに関してもファルコナーが題材となっている。2010年の6月9日から映画本編以前の出来事を描く『プレデターズ』全4号が毎週に渡って販売。2010年7月14日には映画を漫画化した『プレデターズ』と、物語のその後を描く『プレデターズ:プリザーブ・ザ・ゲーム』がダークホースコミックスから発売された。日本未発売。ライターはMarc Andreyko、Paul Tobin、David Lapham。ペンシラーはGuilherme Balbi、Gabriel Guzman、Allan Jefferson、Victor Drujiniuが担当した。映画本編以前の出来事を描くコミック版ではノーランドとアメリカ海軍特殊部隊のドレイクの物語「Welcome to the Jungle」とロイスの物語「A Predatory Life」の2つの短編ストーリー構図になっている。アフガニスタンの山でテロリスト抹殺の任務にあたっていた、アメリカ海軍特殊部隊達がテロリストの自爆テロに遭う。爆発の瞬間、意識を失った彼らは気が付くと、得体の知れないジャングルに着陸していた。彼らはプレデターに襲われ、多数の兵士が殺される。唯一生き残ったドレイクはノーランドという、何年も前からこの惑星で過ごす男に出会い、プレデターに付いて話を聞く。両者の仲は不安定ながらもプレデターを倒す為、手を組み協力しようとする。後に2人はプレデターを引き付け、罠で捕らえようとする。その時、プレデター・ファルコンにその様子を察知され、ドレイクはプレデターに殺され、ノーランドは彼が殺されることを知る。紛争が続く腐敗したアフリカのとある国の独裁者が、テロリストと呼ぶ反政府勢力を一掃する為、ロイスを傭兵として雇う。ロイスが反政府勢力抹殺の仕事をしている時、ロイスを影から、ひそかに謎の生命体(ドッグ・ハンドラー・プレデター)が後を付けて見張っていた。映画の後の話である。ロイスとイザベルは生き残ったが、イザベルが怪我をしていた事もあり、ロイスの要望により、分かれる事になる。ロイスは2ヶ月間、1人でプレデターが送り込んだ凶暴な生き物達を殺し続け、自分こそが最強の殺しだと証明してみせる。後にロイスはイザベルの助けが必要だと、彼女を探し、再び一緒に行動をする。その時、プレデターは新たなプレデター、フォー・アーマー・プレデターを送り込み、ロイスとイザベルは生き残る為に戦いを余儀なくされる。ロイス役のブロディは今作のシリーズ化に意欲があり、それをうながすことに努めると語っており、作品のラストも含みのある終わり方となっている。2014年6月に『プレデター』の1作目に出演したシェーン・ブラックはフレッド・デッカーがスクリプトを書き、共同で『プレデター』の4作目に当たる続編を制作すると20世紀フォックスに発表した。ロドリゲス監督の本作『プレデターズ』とは別の話の続編となる見通しであるという。
出典:wikipedia
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