辺野古(へのこ、琉球語:ヘヌク)は、沖縄県名護市の地名。郵便番号905-2171。宜野湾市にある普天間飛行場の移転先としても知られる(普天間基地移設問題)。名護市東部の久志地域に位置する区(ここでいう「区」は集落を表し、大字に相当する)で、普天間飛行場の移設先であるキャンプ・シュワブがある。二見・豊原と隣接する。また、世富慶・数久田とも隣接するが、間に山を挟んでいるため直接の往来は不可能である。世富慶とは二見経由で往来できる。沖縄県唯一の高等専門学校である沖縄工業高等専門学校が設置されている。キャンプ・シュワブに近いことから、かつては「辺野古社交街」として、1960年代は米兵で賑わう歓楽街があった。スナックやバーなどの飲み屋に英語の看板が掲げられている店が多いが、現在はその多くが閉店しており、飲み屋以外の商店に転用されたりしているが、街の雰囲気は賑やかだった当時の面影を残している。ここから海岸に行くと、新基地建設に反対する座り込みや海上阻止行動が行われており、沖縄の反基地運動の最前線の場所となっている。沿岸は海草藻場となっており、絶滅危惧IA類のジュゴンが生息し、甲殻類だけでも36種の新種と25種の日本初記録種が発見された生物学的に貴重な地域である。また、絶滅危惧種であるアオサンゴの大規模な群集も発見されている。2015年10月、菅官房長官は辺野古・豊原・久志の3区に対して、名護市を介さず振興費を直接支給する仕組みを検討中であることを表明した。かつては沖縄バスの久志バスターミナル(久志出張所)があり、沖縄本島中部・那覇方面へ向かう久志線をはじめ、名護市街方面への名護-辺野古線、辺野古以北の久志地域内および東村方面へのバス路線(辺野古-平良線、天仁屋線、嘉陽線)がそれぞれ運行され、久志地域の交通の結節点だった。しかし、久志地域の過疎化で二見以北の現在の国道331号(当時は県道名護国頭線)を通るバス路線を中心に赤字路線となったため、まず那覇方面の久志線の一部と名護市街方面の名護~辺野古線が統合し「辺野古経由名護東線」とし、その後久志地域内および東村方面の3路線を統廃合させ名護バスターミナル発着に切り替えた。そして一部が残っていた久志線も1995年(平成7年)に那覇バスターミナル-具志川市(現在のうるま市)安慶名の区間に路線短縮され「安慶名線」となり(のちに廃止)、久志バスターミナルは廃止された。現在は沖縄バスの77番・名護東(辺野古)線が1時間に1、2本程度運行されており、那覇バスターミナルと名護バスターミナルを結んでおり、さらに2009年(平成21年)10月26日より名護バスターミナルと赤道十字路を結ぶ22番・名護-うるま線が1日4本(平日)運行されている。両系統とも辺野古、第二辺野古、第一ゲイト、第二ゲイトの4つのバス停に停車する。なお、二見以北は二見で乗り換えだが本数はさらに少ない。
出典:wikipedia
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