ネゲヴ(、ティベリア式発声: Néḡeḇ、 an-Naqab、)は、イスラエル南部の砂漠地方である。そもそもは聖書ヘブライ語(古典ヘブライ語)で「南」の意。同国の行政上の南部地区の大部分を占める。総面積は13,000km²に上り、西側ではシナイ半島の砂漠と接し、東はワジアラバを境界とし、逆三角形を形づくっている。北部のベエルシェバ(人口約20万人)が、最大の都市で地域の行政府である。その南端は、エイラート湾とリゾート都市のエイラートである。他の町としては、ディモナ、アラド、ミツペ・ラモンに加えてラハト()やテルシェバ()などのいくつかの小さなベドウィンの町が含まれる。イスラエルはベドウィンの定住政策を進めており、定められた居住区外の居住を認めていない。そのため、「非公認の村」と呼ばれる、イスラエルが自治体として認めていないベドウィンの村が幾つも存在する。「非公認の村」住民は一切の行政サービスを受けられない。またイスラエル政府は住居や農作物の破壊といったベドウィンの強制排除を随時行っており、法制化も進められている。イスラエルは、35の「非公認の村」を破壊し、4~7万人のベドウィンを強制移住させる計画である。また、レヴィヴィム()やスデー・ボケル()などいくつかのキブツの入植地もある。後者は、初代イスラエル首相のダヴィド・ベン=グリオンによって創設され、政治から引退した後の彼の棲み家となった。ベン=グリオン大学の本拠地でもあり、ともにスデー・ボケルの隣のミドレシェット・ベン=グリオン()キャンパスに位置するヤコブ・ブラウステイン砂漠研究所()やアルバート・カーツ砂漠研究国際学校()などの施設がある。ネゲヴには、興味深い文化的そして地理的な特徴がたくさんある。後者の中には、3つの巨大なクレーター状の侵食によるすり鉢型の地形、すなわちこの地域特有のマクテシム(の複数形)があり、マクテシュ・ハガドル(大クレーター)、マクテシュ・ハカタン(小クレーター)とマクテシュ・ラモン()がある。
出典:wikipedia
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