ヘスス・ナバス・ゴンサレス（、 1985年11月21日 - ）は、スペイン出身のサッカー選手。マンチェスター・シティFCに所属。ポジションはフォワード。スペイン代表。3歳年上の兄マルコスもサッカー選手で、セグンダ・ディビシオンのSDウエスカでプレーしている。2002-2003シーズンに16歳でセビージャ・アトレティコへ加わったナバスは、翌シーズンに同チームで好結果を残しトップチームでデビューした。2004-2005シーズンにはリーガ・エスパニョーラで23試合に出場、2得点を挙げ、若きスターの登場を予感させた。クラブはシーズン終了を待たずにナバスの契約を2010年まで延長した。2005-2006シーズンはセビージャの初のUEFAカップ獲得やリーガでの好成績に貢献する活躍を見せ、大きな飛躍を遂げることとなった。A代表には2009年11月に初招集され、11月14日のアルゼンチン戦で代表デビューを飾った。2010年5月20日、南アフリカワールドカップに出場するスペイン代表メンバーに選出された。6月3日の親善試合・韓国戦で代表初ゴールとなる決勝点を挙げた。UEFA EURO 2012に臨むスペイン代表にも選出。グループリーグ第3戦のクロアチア戦では途中出場すると終了間際に決勝点を挙げ、スペインのグループリーグ首位通過に貢献した。2013年6月3日、マンチェスター・シティFCへの移籍が発表された。2005年のワールドユースの合宿では、強い不安感に襲われるなどの症状が見られたため途中で静養するようセビージャに帰されたり、その1ヶ月後のクラブチームの合宿で家族や恋人に会いたくなり合宿所から逃げ出したということがあった。ナバスは故郷であるセビージャから遠くへ離れることを好んでおらず、急激にメディアの注目度が上がったことによる環境の変化やプレッシャーなどから、不安神経症の傾向が見られたという。2005-2006シーズン終了後にはFAプレミアリーグのアーセナルらが獲得の意思を見せるも、上記の問題を理由に獲得を見合わせている。しかしそれらの問題さえクリアされていれば素晴らしいプレーを見せる選手であることに変わりはない。現在チームの医師がナバスを含めた数人の選手たちのカウンセリングを行うなど、チームぐるみで選手たちを守り育てる努力を続けており、2006-2007シーズンにセビージャがリーガの優勝争いを繰り広げていることから、その効果が伺える。昔は、セルヒオ・ラモスに守ってもらいながらプレーしていたが、最近では、精神的にも安定し激しいドリブルでプレーをしている。

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