テーブルトークRPG(ロールプレイングゲーム)の道具(テーブルトークアールピージーのどうぐ)では、テーブルトークRPGのプレイに使われる道具について解説する。テーブルトークRPGは卓上遊戯の一種であり、ボードゲームにおける「盤」や「コマ」、また、カードゲームにおける「カード」のように、遊ぶためにはいくつかの道具を必要とする。ボードゲームやカードゲームはプレイに必要な道具類は同封されて販売されることが当然になっているが、テーブルトークRPGでは、ルールブックだけを販売しているものがあり、サイコロなどのプレイに必要な道具類は別途用意しなくてはならないことがある。ほとんどのテーブルトークRPGは、筆記用具を必須とする。テーブルゲームの多くが点数管理などもコマで行うことで筆記用具を廃している(麻雀の点棒などが代表的)ことから考えると、筆記用具の使用はテーブルトークRPGの特徴的な部分ともいえる。テーブルトークRPGで筆記用具が必須なのは、プレイヤーキャラクターの能力値を書き留める必要があるためである。筆記用具は書くことができれば何を使ってもいいが、ヒットポイントなどの数値はゲーム中に頻繁に変化するため、筆記用具はボールペンやサインペンよりも、鉛筆やシャープペンシルのように消しゴムで書き直せるものが奨められる。一方、書き留める紙の方については、大抵のゲームで専用のフォーマットが用意されている。詳細はキャラクターシートの項目を参照。多くのテーブルトークRPGでは、行為判定などでダイス(サイコロ)をランダマイザーとして使用している。ランダマイザーとは乱数決定装置のことである。もっとも代表的なランダマイザーはダイスであり、他にもルーレットなどもランダマイザーの一種である。一般的にはダイスというと正六面体のダイス(以下、ダイスコードを使用して、D6と記述する。他のダイスも同様)のことを言うが、テーブルトークRPGではD6以外の多面体ダイスが使用されることも多い。必要なダイスの数もゲームによってさまざまで、一人につき十個以上のダイスが必要なものまである。D6ならば普通の文房具店などでも購入できるが、それ以外の多面体ダイスは大型の玩具店かゲームショップにいかないとなかなか購入できない。日本製のテーブルトークRPGでは購入のしやすさからD6を使用しているのが多い。次いで十面体のダイス(D10)を使用するゲームが続く。 D10を使用するゲームは、1〜10までの乱数でなく、1〜100までの乱数を発生させるためにD10を使用しているものも多い。D10を二個振って、片方の出目を10の位、もう一方の出目を1の位として1〜100までの乱数を抽出するのである。特殊なルールが存在しない限り、あらかじめ、10の位、1の位に割り当てるダイスを事前に決定しておかなければならない。テーブルトークRPGではなんらかのカードを使用するものもある。カードを使うゲームには、そのゲーム専用のカードを使うものと、トランプを使うものがある。そのゲーム専用のカードを使う場合は基本的にはルールブックにカードが同封されて販売される(カードは書籍タイプのゲームにも付属させやすいというメリットがある)。トランプを使うゲームの場合は、多くのゲームが市販のトランプを別個用意することを前提にしている、テーブルトークRPGでカードの使用方はさまざまなものがある。以下にいくつか代表的な使用方法を挙げるテーブルトークRPGでは、コマが使われることもある。コマは、ダンジョンの中や戦闘シーンにおいて、自分のキャラクターの位置を示す用途等に使う。ホビーショップなどで販売されているポーンと呼ばれる市販のコマのほか、好みや状況に応じて、将棋の駒、ダイス、消しゴムの欠片、食玩、自販機フィギュアなどさまざまな小物をゲームのコマとして代用することもできる。雰囲気作りや敵味方・プレイヤーキャラクターの区別のために、テーブルトークRPGのゲーマーたちの中には、コマにテーブルトークRPG専用のフィギュア(ミニチュア)を使用することもできる。欧米ではさまざまなテーブルトークRPGにおいて、そのゲーム専用のフィギュアが販売されている。欧米ではテーブルトークRPGが誕生する以前からミニチュアゲームというものが存在しており、テーブルゲームのための専用のフィギュアを作るメーカーがいくつも存在している。アメリカのゲームであるダンジョンズ・アンド・ドラゴンズの専用のミニチュアシリーズなどは、日本でも輸入販売されている。安価かつ手軽に使えるコマとして、紙製のコマ(ペーパーフィギュア)の使用を推奨しているゲームもある(迷宮キングダムなど)。ペーパーフィギュアは書籍タイプのルールブックにも付録として付けられるというメリットがある。また、ウェブサイトからPDFファイルなどの型式でペーパーフィギュアの台紙の画像をダウンロードできるサービスを行っているゲームもある。テーブルトークRPGでは、マップ(地図)が使用されることがある。特にコマ(フィギュア)が使用されるときはマップが同時に用意されることがある。地形やマス目の書かれた紙にプレイヤーキャラクターをあらわすコマを置くことで、キャラクターが現在いる位置を示す。地図にマス目が必要なのは、ウォー・シミュレーションゲームと同じで距離を知るためである。マス目は正方形(スクエア)ないし正六角形(ヘックス)がある。このような地図は、ゲームマスターが自作する。マス目に区切られた白紙にペンで地形を書き込むのである。市販されているシナリオの中には、そのシナリオで遭遇する地形の地図が用意されているものもある。プレイヤーがゲームマスターから聞いた情報を元にマップを作ることもあり、マップを作る役割のプレイヤー(あるいはプレイヤーキャラクター)をマッパーと呼ぶ。「マス目に区切られた白紙」はゲームショップなどでも購入することができるが、正方形ならば市販の方眼紙などで簡単に代用できる。マップの使用が特に重要なゲームの場合は、ルールブックにマス目がついた白紙が付属していて、それをコピーするだけで使えるようになっている。地形のイラストが印刷されたマス目のついた厚紙が商品として売られていることもある。これらは「ダンジョンタイル」「フロアタイル」「フロアプラン」などと呼ばれている製品で、さまざまな地形の書かれた紙を切り貼りすることで好きな地形マップを作り出すことができるようになっている。これらのタイルは多くは欧米製であり、日本のメーカーでこのようなものを出しているところは数社しかないが、大きめのゲームショップならば輸入品としてさまざまなタイルが売られている。凝ったものになるとペーパークラフトのように立体的に作れるものもある。もっとも高価なものでは紙ではなく本当の「地形の立体的な模型」になっていて、その模型を組み合わせることでジオラマのように臨場感のある舞台を作り出すことができる。
出典:wikipedia
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