九条葱(くじょうねぎ、九条ねぎ、九条ネギとも)は、日本の青ネギ(葉ネギ)の一種。もともとは難波に自生していたネギが原種と言われ、後に京都に伝わって、古くから品種改良が施され、伝統的に生産され続けている京野菜のひとつである。関西で「ネギ」と言うと、九条ネギを含め青ネギを指す事が多い。京都市南区九条地区が主産地であったことからその名がついたが、現在の主な産地は京都府内においては八幡市都々城(JA京都やましろ)、京都市淀・久世(JA京都中央)、南丹市八木、京丹後市久美浜(JA京都)など。昨今のラーメン人気の影響で作付面積が増えてきており、2013年度の京都府内の作付面積は約200ヘクタールと、2008年度から27%増加している。九条葱には浅黄種(細葱)、黒種(太葱)の2種類がある。浅黄種は淡緑色で細長く、根から葉が分岐するまでの間が短く、分けつが多い。早生種で耐暑性があり、夏から初秋にかけて出荷される。黒種は葉身部が直径2センチ、長さが1メートル程度に成長し、葉色は濃緑色である。根から葉が分岐するまでの間は長く、分けつはほとんどしない。耐寒性があり、周年栽培できる。いわゆる「九条葱」として有名なのはこの黒種の方である。九条葱の起源は、口伝によれば、平安遷都以前の伏見稲荷建立の時期に浪速より移植され、京都で栽培が始まったとされている。続日本後紀には九条村にて水葱を栽培したと記されている。延喜式には栽培法が記されている。弘法大師(空海)が大ヘビに追いかけられたとき、ネギ畑に隠れて難を逃れたという逸話が残っている。そのため、東寺周辺の農家の人々は東寺の縁日(御影供)にあたる21日はネギ畑に入らないようになり、その日にネギを食べると一家に不幸が起こるという言い伝えがあったという。
出典:wikipedia
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