『南の島』（"His Mouse Friday　1951年7月7日"）は『トムとジェリー』の作品のひとつ。初回放送時日本で付けられたサブタイトルは「南の島には土人がいたよ」だったが、「土人」との表現が放送コードに引っかかるために「南の島」になった。音声も途中でカットしている。遙か遠くの海上を、たった1匹筏で漂流するトム。食物も尽き果てこれまでかと思われた矢先、島を発見。着いたそこで食料を漁るトム。そこにジェリーが現れる。トムはジェリーを食料にしようと試みたが失敗。何時ものように追いかけっこをしている間に原住民の集落に迷い込んでしまう。ジェリーはトムを怯え上がらせるため、原住民に変装し、トムを料理し始める。こうしてドタバタを行ううちにトムは自分を料理していた原住民の正体がジェリーだと分かり、再び追いかける。だが、トムは本物の原住民と遭遇してしまい・・・。地上波では吹き替えで「カマハイル、カマハイル」「オマエイモキル、ニンジンキル、ワタシタマネギキライヨ」「カマハイレ、カマハイレ」等の名ゼリフを生んだ。TBS系列及び他系列で、1964年～1990年頃まで時折放映された。DVDにも収録。DVDではトリミングがかけられ原住民の子供が映っておらず（ジェリーを追いかけるシーンでは映るという、中途半端なもの）台詞のみ。ちなみに原住民の大人はカットされていない。

出典:wikipedia