ズデニェク・グリゲラ（, 1980年5月14日 - ）は、チェコスロバキア（現チェコ）ズリーン州クロミェジージュ郡 () プジーレピ () 出身の元サッカー選手。ポジションはディフェンダー（センターバック、右サイドバック）。チェコ代表チームでもプレーした。TJホレショフおよびFCテスコマ・ズリーン () の下部組織出身で、1997年にテスコマ・ズリーンのトップチームに昇格、20試合に出場し1得点を挙げた。1998年にFKドルノヴィツェ () に移籍し、2シーズン中に54試合に出場して3得点を挙げた。ドルノヴィツェ在籍中およびUEFA U-21欧州選手権2000 () 出場中にグリゲラの知名度は上がり、他クラブ関係者が注目するようになった。この時グリゲラに注目したクラブのひとつ、ACスパルタ・プラハに2000年に移籍した。移籍初年度の2000-01シーズンは15試合に出場し、ガンブリヌス・リーガ優勝を経験。またUEFAチャンピオンズリーグ 2000-01でも5試合に出場した。2002-03シーズンで2度目のリーガ優勝を経験した。シーズン終了後、オランダ・エールディヴィジ所属のアヤックス・アムステルダムに4年契約で移籍した。クリスティアン・キヴとのトレードの形であり、移籍金は350万ユーロであった。アヤックス移籍初年度の2003-04シーズンは、膝の負傷により離脱したことが理由で出場試合数は20試合であったが、エールディヴィジ優勝を経験している。2007年までの4シーズンに在籍し、その間、リーグ優勝1回、オランダ・カップおよびオランダ・スーパーカップ優勝を2回ずつ経験した。2007年、移籍金なしでイタリア・レガ・カルチョ所属のユヴェントスFCと5年契約を交わし、移籍した。2007年9月23日、セリエA2007-08シーズン第4節（対戦相手: ASローマ）でユヴェントスの選手として公式戦に初出場した。翌2008年3月9日開催の第27節（対戦相手: ジェノアCFC）にてユヴェントスにおける初得点を挙げた。シーズン当初はチームへの適合に困難があった時期もあったが、24試合に出場しシーズンを終えた。2008-09シーズンは8月13日開催のUEFAチャンピオンズリーグの3次予選ラウンド第1戦（対戦相手: FCアルトメディア・ペトルジャルカ）が初の試合となったが、この試合でグリゲラは前半16分で交代している。2008年9月13日のリーグ戦第12節（対戦相手: ジェノアCFC）でユヴェントスでの2得点目を、翌2009年4月18日開催の第32節（対戦相手: インテルナツィオナーレ・ミラノ）で3得点目を挙げた。この得点は後半終了間際の91分、セバスティアン・ジョヴィンコが左サイド側から蹴ったコーナーキックをインテルのゴールキーパージュリオ・セザルの背後にてヘディングで合わせたものであった。2011年8月30日、契約期間を1年残していた状態で終了させてユヴェントスを退団し、イングランドプレミアリーグ所属のフラムFCと1年契約を結んだが、同年11月、トッテナム・ホットスパーFC戦の最中に前十字靭帯を断裂した。2001年8月、韓国との国際親善試合でフル代表にデビュー。2003年2月に行われたフランスとの国際親善試合で代表初得点を挙げた。UEFA EURO 2008予選のスロバキア戦で代表における2得点目を挙げた。FIFAワールドカップへは1回 (2006年) 、UEFA欧州選手権へは2004年・2008年の2度出場歴がある。

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