タイコウチ "Laccotrephes japonensis"(太鼓打、英:、ウォータースコーピオン)は、カメムシ目・タイコウチ科に属する水生昆虫の一種。北海道を除く日本全国に分布。水田等の浅い水域に生息している。成虫の体長30-35mm。体色は褐色。尻に長い呼吸器を具え、これを水面に出し獲物を待ち伏せする。肉食性で、鋭い前肢で魚類、他の水生昆虫等を捕らえ、口針から消化液を送り込み溶けた肉質を吸入する体外消化を行う。11月頃に陸上及び水中で越冬する。寿命は2-3年ほど。手でつかむと、脚を縮めて擬死をする。産卵期は5-8月。雌は水辺の土、苔に十数個の呼吸糸を持つ卵塊を産む。孵化した幼虫は2か月で5回の脱皮を行い成虫となる。水底から呼吸器が水面に出るほどの水深となるように調整する。それ以上の深さでは足場となる水草や木の枝を投入する。小魚の他、陸生の昆虫も餌となる。飛翔するため容器に蓋をする必要がある。タガメ等と違って調達に手間やコストのかかる水生小動物は必須でなく、適当な小昆虫を水面に落としてやれば、それを捕らえて幼虫は育ち、成虫も問題なく生存する。水質の悪化にも比較的強く、水生昆虫飼育の入門に向いている。日本に生息するタイコウチ属 "Laccotrephes"はタイコウチ"L. japonensis"を含め3種。日本に生息するタイコウチ科ヒメタイコウチ属は、以下の1種。
出典:wikipedia
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