間柴 了(ましば りょう)は、森川ジョージの漫画作品及び、それを原作とするアニメ『はじめの一歩』に登場する架空の人物。アニメ版での声優は田中正彦。ドラマCD版では石井康嗣。東邦ボクシングジム所属のプロボクサー。元日本ジュニアライト級チャンピオン。現OPBF東洋太平洋ライト級チャンピオン。本作のヒロインの間柴久美の兄でもある。身長177cm。生年月日は1971年6月30日。蟹座のA型。プロテストで幕之内一歩と一緒に受験していた同期合格者。フェザー級でデビューし、東日本新人王準決勝戦で宮田一郎と対戦。劣勢だったが足を踏む故意の反則をきっかけに逆転勝利し、会場で試合を見ていた一歩と遺恨が生まれた。同決勝戦では一歩と対戦し、得意のフリッカーで一歩を追い込むも、一歩が拳を痛めるのを覚悟で放ったボディへの再三のパンチが、エルボーブロックしていた間柴の左腕の肘を破壊して形勢逆転される。しかし鴨川や一歩を驚愕させるほどの闘志で破壊された腕を使ってワンツーを放ち一歩からダウンを奪って最後まで追い詰めるが、一歩から連打を浴び最後の最後でKO敗北した。減量苦のため、ジュニアライト級に階級を上げた。日本タイトルマッチ防衛戦「死刑執行」では木村達也と対戦。長身ゆえに顔面を打たれ慣れていないようで、木村との日本タイトルマッチではオーバーハンドのドラゴン・フィッシュ・ブローで顎を狙われ思わぬピンチに陥った。しかし、互いに意地をぶつけあう死闘の末に辛勝した。その後は木村の事を「ザコ」呼ばわりしているものの、不甲斐ない試合をした木村に苛立ちを見せるなど、一目置いているような描写が見られる。日本タイトルを6度防衛し、あまりに強すぎたことで国内からの挑戦者が見つからなかったところ、バイクに近づいたことで妹に拳を向けた沢村竜平を自らタイトル防衛戦の次期挑戦者に指名。お互いに超高等技術と度を越したラフファイトの応酬の末、新人時代のような殺意に満ちた凶悪な「鬼」と化す。激闘の末の決着の直前に、レフェリーの再開を待たず沢村竜平を場外に転落するまで殴り倒して反則負けを喫し、ベルトを失うと共に1年間の対外試合禁止・謹慎の重い裁定を受ける。沢村戦時点では世界ジュニアライト級8位にランク。沢村に敗れたことで世界ランキングは失ったものの、復帰戦は1階級上げ、東洋太平洋ライト級タイトル挑戦に挑む。序盤は王者のラフファイトに苦戦し沢村戦同様鬼になりかけるが、最後までクリーンファイトに徹し、一歩に対する一方的な怒りによって10RKO勝ちでタイトルを獲得した。東洋王座獲得時までの戦績は20戦18勝14KO2敗。17歳の時に交通事故で両親を亡くし、それ以来4歳下の妹の久美と二人で暮らしている。保護観察処分を受けたことがあり、本人の人をすぐには信用しない面と自己防衛本能の高さからくる愛想の無さもあり、職場で何か失敗があると(それが間柴の失敗でなくても)真っ先に解雇され職を転々としていた苦労人である。現在はボクシングをやりつつ運送会社で働いている。この運送会社の社長や仕事仲間は幸いにも間柴を理解してくれており、本人も徐々にではあるが心を開いている。久美をただ一人の肉親として守ると決意している。「チャンピオンになれば金が入る」という理由でボクシングを始め、大学へ進学を志望する久美(大学の赤本を使っていたのを目撃した)の心情に気付きながらも、自分の経済力のなさに口惜しく思っていた。東日本新人王決勝戦までは久美のためにボクシングで体を削っている描写が多かったが、一歩にKO負けし、控え室で久美が寄り添っていた際に「ボクシングは贔屓無しの世界」であること、「やめられねえ」と発言していることから、今は久美のためだけでなく、心からボクシングを愛しているようである。一方で久美に関してはやや溺愛が過ぎる面があり、一歩と久美が相思相愛ということには気付いているが、自分を負かした一歩をどうしても認められず仲を裂こうと躍起であり、今のところ一歩と久美の関係にとって最大の障害となっている。二人のデート時には頼みもしないのに常にストーカーの如く付いてくる、一歩との電話を妨害するためにフリッカージャブを使って電話を奪うなど、妹関係となると試合とは打って変わってコミカルな描写が多い。久美からも最大限の親愛と感謝を受けているが、久美が一歩と上手くいかず癇癪を起こしているときは、弁当を買いに行かされたり、いわれのない暴行を受けたりもする。無愛想であまり他人に心を開かないが、鴨川ジムの板垣学とは牧野対策の押しかけスパーリング以来、お互い裕福ではない家柄であることや、モテる妹を持つ兄という共通項も手伝って妙に馬が合う仲。間柴もまた板垣の自分を怖がらずに堂々と意見を言うところや、スパーリングで拳を交えたことで純粋にボクサーとしての素質を高く評価し、時には板垣の紹介する店で一緒に洋服を買いに行ったりもしている。板垣から「久美さんをあまり縛らないほうがよい」とアドバイスされて以降、板垣経由で一歩と久美の様子を把握しているからか、最近では久美を少しずつ放任している節もある。最近では(自分がいないと思って)自室でキス寸前まで接近した一歩と久美に対して、逆上するどころか一歩をからかう余裕をみせたり、「妹を紹介しろ」と冷やかす千堂武士に対して、「久美は幕之内と付き合っている」と言おうとして慌てて口ごもるなど、半ば二人の仲を公認しているようである。間柴了のファンクラブ。中心は間柴が勤める運送会社の社員および社長。沢村戦での凶行による謹慎中、間柴が腐らないようにという社長の考えから結成された。復帰戦では、それまでの試合では見られなかった熱烈な間柴への応援を送っている。間柴も「うぜえよ」と発しているが、内心は感謝している。187cmの長いリーチを活かし、相手の手の届かない遠距離から狙い撃つ変則的な戦法を得意とする。攻撃・防御技術、反則技・ラフファイトへの対応力も高く、勝利に対する執念も並外れて強い。決して打たれ強い方ではないが、憤怒や情念とも取れる無類の精神力で蓄積したダメージを耐えてしまう。顎が弱く打たれ弱い。多くの対戦相手を叩きのめし再起不能・引退に追いこむ事から「死神」の異名を取っている。勝利への執念が強すぎるあまり、状況によっては反則を行うことも厭わなかったが、ライト級に上がってからは精神面に変化が現れたのか、相手のラフファイトに追い詰められても報復の反則を行わなくなっていた(適正体重に近づいたのでスタミナとパワーも上昇した)。モデルはヒットマンスタイルとグラスジョーで有名であり、5階級制覇を達成したトーマス・ハーンズ。なお劇中でも彼のフリッカーを見た鷹村がハーンズを連想し、引き合いに出している。西暦が不明であるため、便宜上、一歩の鴨川ジム入門後の経過年数と本人の年齢を表記する。※2~15戦目の不明分のどれかに7KOが含まれる。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。