「wish」（ウィッシュ）はINOUE AKIRA & M.I.H.BANDのシングル。2005年急性骨髄性白血病のために療養中だった本田美奈子.のために、彼女のプロデューサーであった井上鑑が復帰第一作として曲を作った。当時福山雅治のコンサートツアーに同行していた井上はバンドのメンバーにデモテープ作成に協力を要請し、メンバー全員の快諾を得て映像をつけてDVDとして作成した。病床に届けられたDVDを見て、福山のデビュー直後からのファンだった本田は泣いて喜んだ。彼女自身が詞をつけて歌うはずだったが、11月に他界したために叶わなかった。彼女の果たせなかった遺志を実現するために、井上の呼びかけに賛同したミュージシャンら多数が集まり、没後一周年に合わせて追悼シングル「wish」を発表した。バンド名はINOUE AKIRA & M.I.H.BAND（イノウエ・アキラ・アンド・エム・アイ・エイチ・バンド）とつけられた。M.I.Hは、「Music Is Hope」の略。歌詞は本田の書き残した言葉をもとに一倉宏が補作して完成された。カップリングには「wish」のインスト・バージョン「requiem〜wish〜」が収められている。

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