ミヤコカナヘビ（宮古金蛇、"Takydromus toyamai"）は、爬虫綱有鱗目トカゲ亜目カナヘビ科クサカナヘビ属に分類されるトカゲ。日本（宮古列島）固有種全長16-22cm。尾は長く全長の3/4を占め、この尾を草や枝等に巻きつけることにより低木等に登ることもできる。体色は背面は鮮やかな緑色で、腹面は淡黄緑色。四肢は褐色になる。体色は草の中では保護色になる。背面の鱗は大きく筋状の盛り上がり（キール）が入る。形態からすればアオカナヘビとサキシマカナヘビの中間型と思わせるが、近年の研究により本種はこれら2種より台湾や中国に生息するカナヘビに近縁であることが判明している。平地や低山地の草原、森林等に生息する。近年アオカナヘビから独立種として記載されたが捕獲例が少なく生態は不明な点が多い。食性は肉食性で昆虫類、節足動物等を食べる。繁殖形態は卵生で、詳細は不明だが1回に2個の卵を産むとされる。ペットとして飼育されることもある。環境破壊やそれに伴う昆虫の減少で生息数が減少している。

出典:wikipedia