ブローニュの森(Bois de Boulogne)は、フランス・パリ16区にある森林公園である。パリ中心部から西に5kmほどの地域に位置し、面積は846万平方メートルにも及ぶ。園内には、フランス国立民族民芸博物館、子供遊園地、バカテル庭園、シェイクスピア庭園、オートゥイユ庭園のほか、有名なロンシャン競馬場やスタッド・ローラン・ギャロス(テニス場。全仏オープンが開催される)もある。バガテル庭園は24haもの広大なフランス幾何学式庭園で、バガテル・バラ園には約1万本のバラが植えられている。静岡県の河津バガテル公園は姉妹園である。パリ市民の身近な憩いの場として、週末を中心に散歩やジョギング・サイクリング等のスポーツを楽しむ人々で賑わう。一方で、かつては男娼の聖地として有名であるなど、パリ市内の一大売春地帯であった。取り締まりが強化された現在でも、日没後になると客引きをする娼婦の姿を見かけることができ、治安は必ずしも良いとは言えない。この森は貴族の狩場などとして使われていたが、14〜15世紀の百年戦争の期間は、焼き討ちや強盗によって森は荒廃していた。ルイ11世の時代に、再度の植林や道路の開通といった整備がなされた。フランソワ1世がこの森にシャトー・マドリード(1526年完成)を建設してから、ブローニュの森は祭りなどに用いられるようになった。19世紀中頃、ナポレオン3世が、ミズナラの茂っていたブローニュの森に、より多種多様な植物を栽培し、乗馬コース、自転車道路、ロンシャン競馬場や滝で結ばれた2つの人工池等を整備した。1929年、ブローニュの森は公式にパリ市に編入された。
出典:wikipedia
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