「地獄へ道づれ」(Another One Bites the Dust)は、イギリスのロック・バンドであるクイーンの楽曲。1980年にEMIよりシングルとしてリリースされた。アメリカのビルボード誌では、1980年10月4日に週間ランキング1位を獲得。ビルボード誌集計では、クイーン最大のヒット曲となった。その後、アルバム『ザ・ゲーム』に収録された。シングルは、アメリカ、スペインなどでチャート1位となるなど、世界的に大ヒットした。特にアメリカにおいては、シングルセールスが200万枚を超え、ブラックミュージックのチャートでも3週連続で2位を記録するなど、グループにおける最大のヒット曲となった。だが、作曲したベースのジョン・ディーコンは、「この曲が浮かんだ時あまりのばかばかしさにメンバーにも言わなかった。だが、フレディーが是非レコーディングをしようといってくれた」と明かしている。実際にドラムスのロジャー・テイラーは、あまりにもディスコ色が強すぎると難色を示した上、ループ手法を使ったドラムをいやいや叩いていたとの説もある。印象的なベースラインはシックの『グッド・タイムス』に影響を受けて作曲されたと言われている。事実、ギターとベースラインはシックの演奏を彷彿させるものがある。シックのバーナード・エドワーズは、当時ジョンはシックのレコーディングスタジオを訪れており、レコーディングを眺めていたジョンはいかにもセッションに参加したそうにリズムをとっていたと語っている。前半の曲調としては同じパートを2回繰り返してBメロに入るという流れだが、最初のパートは落ち着いた雰囲気で歌い、2回目はキレのある歌声で高らかに歌い上げる。当時接触のあったマイケル・ジャクソンに提供した楽曲だが、彼のマネージャーからは難色を示されたものの、マイケル自身から「ぜひクイーン自身が歌うべきだ」と強く薦められ、大ヒットしたとの逸話がある(TBSラジオ「小島慶子 キラ☆キラ」2009年6月17日放送分の宇多丸発言より)。 また、パロディ歌手のアル・ヤンコビックは『遅刻へ道づれ』(Another One Rides The Bus)というパロディを発表している。プロモーションビデオは非常にシンプルで暗いスタジオでメンバーが演奏し、マーキュリーがスタンドマイクを片手に歌うというもの。曲の後半にはマーキュリーが角の生えたキャップをがぶり、リズムを刻んでいる様子が収められている。このプロモーションビデオはDVD「グレイテスト・ビデオ・ヒッツ1」などで視聴することができる。1998年の映画『スモール・ソルジャーズ』用にプラス・マイケルと、フリーが新たにラップボーカルを加え、リミックスした。このリミックスは『グレイテスト・ヒッツIII 〜フレディー・マーキュリーに捧ぐ〜』で聞くことができる。また、2006年にはマイアミ・プロジェクトにより再びリミックスされている。
出典:wikipedia
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