E-25は、第二次世界大戦中、ドイツで計画された駆逐戦車。E-100、E-75、E-50、E-10の一連の戦車と同じく、戦車の各種構成品を共通化して生産性を高め、また重量ごとに戦車の標準化を行おうという E(Entwicklungstypen=開発タイプ)計画の一環として計画された。本車両においてはモックアップのみが実際に完成している。なお、E-100を除く一連のEシリーズ(本車含む)は、車体すら完成していない。主砲には70口径75mm対戦車砲(7.5cm PAK42 L/70)を採用、砲塔は無く固定戦闘室に装備されている。また車体上部に、2cm機関砲を収納した小型砲塔を装備する案もあった。車体形状は軽駆逐戦車ヘッツァーと、後に西ドイツ陸軍が採用したカノーネンヤークトパンツァーの中間的なもので、全方位にわたって装甲版が傾斜し、避弾径始を考慮に入れている。航空機メーカーであるアルグス社による開発で、同社製のガソリンエンジンが搭載される予定であった。ドイツ戦車としては珍しく起動輪は車体後部にあり、戦後の戦車のような流体式操行装置と遊星歯車式変速機により、前進・後進ともに8段のギアチェンジが可能であった。実際の生産はアルケット社で予定され、試作車の組み立てが行われている途中で終戦、完成車輌は存在しない。
出典:wikipedia
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