『ドラゴンラージャ』(드래곤 라자、DRAGON RAJA、龍族)は、イ・ヨンド(이영도、Lee Young-Do、李榮道)の小説。翻訳は洪和美。イラストは金田榮路。1997年に韓国のパソコン通信、ハイテル(하이텔)に連載が始まり、2005年に岩崎書店から単行本が発売された。その他に中国、台湾、アメリカでも翻訳されている。オンラインゲームやラジオドラマ(韓国のみ)も存在する。韓国ではこの小説の影響でファンタジーブームが起こった。各国の小説は設定が多少異なる。始まりは、バイサス王国の西の端、ヘルタント領地。ヘルタント領地のロウソク職人候補、フチ・ネドバルは17歳のキレ者。ある日、近くの灰色山脈に住むブラックドラゴン・アムルタットの第9次征伐軍の援助として、首都からホワイトドラゴン、カッセルプライムとそのラージャ、デートリヒ・ハルシュタイルがやってきた。そして、フチの父も参加する第9次アムルタット征伐軍は灰色山脈へと向かったのだった…。数日後、フチの友・サンソンを含む一部の部隊がボロボロで帰ってきた。アムルタットからの伝言を預かってきたという…。その内容は…多額の身代金の要求だった。その要求を伝えるために、フチはサンソンと読書家・カールと共に、首都バイサスインペルを目指し旅をすることになった。暖かい仲間、迫りくる危機、そして解き明かされる謎。フチ達の運命はいかに…ドラゴンラージャは大きな大陸の一角で描かれる物語で、我々の世界とは全く違う世界観の中で展開される。大陸があるのは地球の様な天体(地平線が円いのと地下にマグマがある事から)だと思われる。また、大陸の西部は開拓されていない。また同じ世界観を舞台にした同作者のフューチャーウォーカーというファンタジー小説がある。 本に描かれている大陸図では、中央にバイサス王国、バイサスから見て南にジャイファン王国、南東にイルス公国、北にヘゲモニアが描かれている。かつてドラゴンロードが支配していた地に、ルトエリノ・バイサス率いる軍がドラゴンロード討伐の「栄光の七週間戦争」によって、ドラゴンロードを追放することに成功、ルトエリノが建国した。多くの山脈に囲まれた巨大な盆地のような地形をしている。スパイがもぐりこむなど、ジャイファンとは抗争状態が続いている。最高位は国王。象徴は赤い鷲。バイサス暦は「栄光の七週間戦争」を元年とし、4月2日から新年が始まる。人口約35万人。砂漠の国。森がない。よって、エルフも存在しない(イルリル談)。東端に「アビスの迷宮」がある。男女に関する慣習が厳しい(例えば「妻以外の女性と口を利かない」等)。ルトエリノの臣下だったイルス公の建国した国。海に面した土地が多いため、民は漁業で生計を立てる。最高位は大公。南東端に「永遠の森」、その南南東に「大迷宮」がある。刺青呪文術を使い白い仮面をかぶる巫女の村が国内にある。2ヶ月に1度、2つの満月が同時に浮かぶ。大陸には沢山の神々の信仰が根付いている。その内のユピネルとヘルカネスは神というよりは、万物の法則を表した物で、両者を直接信奉する宗教はないが、全ての宗教は両者の下位神(理解し易い様に作られた概念)に従っている。調和(コスモス)と混沌(カオス)という両極の存在である両者はよく秤にたとえられ、「ユピネルとヘルカネスの秤はどこまでも長い」とされる。また、両者は共存する為に時間を作り、それにより万物が流転し始めた。この様な事は、聖職者にとって死ぬまで議論が続くような事らしい。ドラゴンラージャの世界では、信仰する神によって挨拶の受け答えが決まっている。例えば、告げる側がエデルブロイの信者であれば「風にゆれるコスモスを」と言い、言われた側は「嵐を眠らせる花びらの栄光を」と応える。特に信じる神がいないものは相手にあわせる。バイサス暦で記し、1年の日数をグレゴリオ暦と同じと考える。タイトル、ISBN、発売日、表紙、帯、ページ数、内容の順に記す。
出典:wikipedia
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