香港日本人学校(ホンコンにほんじんがっこう、香港日本人學校(中国語繁体字表記)、Hong Kong Japanese School(英語表記))は、中華人民共和国香港特別行政区にある日本人学校。HONG KONG JAPANESE SCHOOL LIMITEDにより、日本国政府の海外子女教育施策に基づき、香港に在住する日本人の総意によって設置された教育施設であると同時に、香港の法令に基づいて認可された私立学校であり、下記の3つの校舎から成る。3校舎合わせて1,556人(2006年5月1日現在。公式サイトによる。)の生徒・児童を擁し、世界の日本人学校の中でも有数の規模である。1990年代には、3校舎合わせて最大で約2100人の生徒・児童数を擁していた。生徒・児童のほとんどが保護者の海外転勤に伴って入学・転入してくるという事情のため、社会や経済状況の動向が生徒・児童数の増減に大きな影響を与えることがある。例えば、1970年代頃から盛んに行われた日本企業のアジア進出による生徒・児童数の急増や、SARSの影響により日本企業が現地駐在員を引き揚げるなどしたために一時的に減少したことなどがその一例である。小学部が香港校と大埔校の2校舎に分かれており、原則として香港校には香港島在住の児童が、大埔校には九龍・新界在住の児童が、それぞれ通学することになっている。大埔校の国際学級以外では、他の日本人学校と同様に日本の文部科学省が定める学習指導要領に則ったカリキュラムで授業が行われており、これに加えて週あたり数時限、英語を母語とする講師による英会話の授業が行われている。教員は、学校長以下原則として日本の文部科学省から海外日本人学校への派遣教員として研修を受けた者が(長期研修の形で)3年の任期で派遣される。これ以外に、英会話の教員として英語を母語とする者等が、必要に応じて学校採用の教員として採用される場合がある。小学部の校舎は香港校、大埔校共に公共交通機関の便が乏しい場所にあり、生徒・児童の通学範囲が広いため、生徒・児童のうち学校の近所に住んでいる者以外の多くはスクールバスを利用して通学している。それぞれの校舎発着で複数台のバスをチャーターし(一部は校有バス)、日本人が多く在住する地域にバスストップを設けそれらを巡回するルートを定めて運行している。中学部は公共のバスが多数通っている。現在の香港日本人学校は1966年設立だが、これ以前にも香港在住の日本人子女向けの教育施設は存在した。その歴史は1907年(明治40年)設立の香港本願寺小学校まで遡ることができ、第二次世界大戦中の日本軍による香港占領を挟み1945年(昭和20年)9月13日の総督部立香港国民学校の廃校(授業は翌年1月まで継続)に至るまでの間、改称、改組、移転、一時的な閉廃校等があったものの存在し続けた。だが、これらの教育施設と現在の日本人学校の間には直接的な関連はない。校長は、他の教員と同様に日本の文部科学省から3年の任期で派遣される。第13代原校長までは1人の校長が小・中学部の校長を兼任していたが、第14代からはそれぞれに校長が派遣されるようになった。なお、大埔校には開校当初から大埔校校長として派遣されている。
出典:wikipedia
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